『きらきら輝く ガラスのお皿を作ってみよう!』高橋美彩希/ガラス造形作家 フォトレポート
机の上に並べられた、きらきらの小さなガラスたち。
青、黄色、オレンジ、紫、白。
小さい四角形や、細長い長方形、丸いつぶつぶ。
「どんなデザインのお皿にしようかな?」
絵を描くようにガラスのかけらを並べます。
気に入ったガラスをひとつつまんで置いてみます。
もうひとつ。もうひとつ。
なんだか違うな、と思ったらやり直して、自分の好きなデザインを探っていきます。
みんなの表情は真剣。
黙々と、頭の中に思い描いているデザインを形作っていく様は、まるで職人のようです。
並べる作業が終えた人は、ガラスのカットも体験してみました。
「ガラスを切る」。ピンと来ないですよね。
今回用意していただいた小さなガラスのかけらもすべて先生がカットしてきてくださったもの。
カッターで切れ込みを入れて、ガラス切りプラニッパーという道具でガラスを折ります。
簡単にこなす先生のあとに実際に体験してみると、切れ込みが甘くて歪に割れてしまったりして、綺麗に切るにはコツがいるようです。
ほかにもガラスをザクザク切れる、ザクザクという道具も使ってみたりと、なかなか体験できないことにもチャレンジさせてもらいました。
「できたー!」という歓声とともに生まれた愛らしいガラスの絵画たち。
本当の完成は、先生が持ち帰って、ガラスフュージング電気炉で焼き上げてから!
並べた時は板状だったガラスが750℃もの高温で熔け、隣り合うガラス同士がくっついて、形や色が変わっていきます。
さて、みなさんの作品はどのような仕上がりになるでしょう?
わくわく想像しながら、完成を楽しみに待っていてくださいね。
2024/08/29|アートスクール