おしらせ

「その場でつくる 簡単ZINE!」石川理恵/編集・ライター・こころの本屋店主 フォトレポート

編集者で、ライターでもある、石川理恵さんにアートスクールとしてZINE作りを教わりました。

ZINEとは、自分で作る小冊子のこと。たったこれだけの説明で終わってしまうZINEは、自由に好きに作れるそうです。石川さんにお持ちいただいた様々なZINEをみんなで見て、これから制作するZINEのイメージを膨らませます。内容はもとより、サイズですらも本当にいろいろ個性的。あまりに自由すぎて、ちょっとみんな困惑気味。

そんなみなさんに、石川さんから助け舟。今日は、ZINE作り入門ということで、制作するページはA4のコピー用紙を4等分し表紙も合わせた表裏8ページ。1ページから4ページまでは何を書くか指定もしていただきました。

いよいよ制作スタート。何を書くか決まってくれば、みんなの手も動いていきます。写真を使いたい人は、持参した候補の中から選んで出力、絵を使う人は好きな絵を描いていきます。みんながそれぞれに手を動かして制作をして、会場はさながら雑誌の編集部のようでした。

ページが全て出来上がったら、それを5部コピーします。ここでも、ZINEの自由さを味わってもらおうと、石川さんが用意してくださったのは3種類の紙。クラフト系のしっかりした茶色、明るい黄色、そしてピンク色。試しに、最初に出来上がった方の原稿をそれぞれの紙で印刷をしてみると、あら不思議。同じ誌面なのに、受け取る印象が違います。こんな形で個性も出せるのですね。
それぞれに好きな紙を選んでコピーをしたら、カットをして、綺麗に折りたたみ、ホッチキスでガチャン。最後は、好きな紐を選んで綴じれば簡単ZINEの完成です。

最後には、参加の小学生の女の子が出来上がったZINE1冊にメッセージを添えて、石川さんにプレゼントしたり、以前作ったZINEをお持ちいただいた方と石川さんでお話をされたり、とみんながそれぞれにZINEを楽しむ時間になりました。

簡単にできるけれど、自由で奥深いZINEの世界は、それが自己紹介代わりにもなる自分だけの世界でした。お土産に製本前のコピーももらって、家でも楽しんでもらえたら嬉しいです。これからも、どんどん自分の世界を表現していってくださいね。

2026/03/25|アートスクール

日本の郷土ごはん vol.36『広島・江波巻き』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は広島県の郷土料理「江波巻き」「大平」「煮菜」をつくりました。

「江波(えば)巻き」は、のりの養殖が盛んな広島市中区・江波地区に伝わるのり巻き。酢飯ではなくご飯を使い、広島菜漬け、かつおぶし、ごま、しょうゆで和えた具を焼きのりで巻く、親しみやすい味わいです。忙しいのり漁師が船の上でも片手で食べられるように生まれたともいわれています。今回は広島菜の代わりに、小松菜を昆布と塩で漬けた即席漬けをつくり、東京でも楽しめる形でいただきました。

「大平」は具だくさんの煮物料理。里芋、れんこん、大根、人参、ごぼうなどの根菜類に、鶏肉やこんにゃく、干ししいたけ、厚揚げを加えてじっくり煮込みます。大きく平たい器に盛り付けたことからこの名がついたといわれ、祭りやお正月など人が集まる場で振る舞われてきました。

「煮菜(にじゃー)」は、千切り大根を主役に、油揚げ、いりこ、ねぎを炒めてしょうゆで味付けしたおかず。名前に「煮」とありますが、実際には炒め物に近く、食材から出る水分だけで仕上げるため、うま味とコクがぎゅっと凝縮。忙しい農家でも手早くたくさん作れる日常の味として、今も親しまれています。

こどもたちは今回もたくさんの作業に挑戦しました。大平では、根菜類や厚揚げ、こんにゃくなどの具材を大きさを揃えながら切り分け、お鍋で煮込んで、味付けにも挑戦。煮菜も材料を切り、フライパンで炒めていきます。醤油を回し入れて味見をすると、「もっと食べたい!」の声があがりました。

そして江波巻きは、巻きすを使ってひとつひとつ丁寧に。具がこぼれないように気をつけながら巻き上げる作業はなかなか難しいのですが、みんな集中してきれいに仕上げてくれました。

広島の素朴で力強い味わいに、食卓は今回も笑顔と「おかわり!」の声でいっぱいに。地域の食文化に触れながら、豊かな時間が流れました。

“みんなでつくって、みんなで食べる。”
今回も「大地を守る会」「ツルハグループ こども食堂ゆたかさ基金」をはじめ、多くの方々のご協力のもと、こども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026/03/24|景丘の家・こども食堂

『エディブルガーデンクラス「ぐるりのにわ」 啓蟄の頃・ぐるりのにわで流し雛』風間理紗/室礼研究家・ガーデンティーチャー フォトレポート

景丘の家のエディブルガーデンクラス「ぐるりのにわ」。
エディブルガーデンとは、野菜やハーブなど、食べられる植物を主として植えた庭のこと。
二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」を過ぎ、土の中で眠っていた虫たちが顔を出し始める季節。
昨年の秋にみんなで蒔いたそら豆や春菊、菜の花たちが、色鮮やかな花を咲かせ、すくすくと育っています。

今回は、ガーデンティーチャーの風間理紗さんとともに、古来より伝わる「流し雛」を通して、
自然とのつながりやいのちの巡りを感じる時間を過ごしました。

まずは「最近、良い匂いのしたものは?」というテーマでチェックイン。
「ポップコーン!」「帰り道に咲いていたお花」、、、
自己紹介をしながら少しずつみんなの緊張も解けていきます。

続いて、雛祭りのルーツと言われる「流し雛」のお話。
昔の人たちは、紙や草で作った「人形(ひとがた)」に自分の汚れを託して水に流すことで、
健康や幸せを願ってきました。
今回は、炒ったお米を川に見立てて、室内で春の小川を表現します。
香ばしいお米の匂いに誘われて、思わずパクリとつまみ食いしてしまう微笑ましい光景も。

未就学の小さなお子さんも多かったですが、お父さんやお母さんと一緒に、
和紙で丁寧に自分だけの人形を作っていきます。
一生懸命つくってできた人形を嬉しそうに見せにきてくれ子も。
人形ができたらお庭へ出て、お花摘み。摘んできたばかりの草花で川を彩り、
人形をそっと自分の体に触れさせてから、お米の川へと流して厄除けをしました。

後半は、次の季節へいのちを繋ぐための土しごと。
1階にあるコンポストへ移動し、景丘の家で出た野菜の端材や米のとぎ汁が、
時間をかけて豊かな土へと生まれ変わった様子をお話ししまた。
みんなで力を合わせてコンポストの土をふるいにかけます。
土の中からひょっこり現れた幼虫を見つける場面も。
さらさらになった栄養たっぷりの土を、2階の「ぐるりのにわ」へ届けます。
これまでの恵みに感謝を込めて土を返し、また新しい種を植えました。

「流し雛」と、「土贈り」。
たくさんのいのちが循環していることを肌で感じた、盛りだくさんの1日となりました。
実がなり始めたそら豆や、新しく植えた種が、次の季節にどんな表情を見せてくれるのか、今から楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026/03/19|アートスクール

『やわらかくてあったかい親子ダンスワークショップ』伊藤千枝子/ダンサー・振付家 フォトレポート

よく晴れた土曜日の朝。
今日は伊藤千枝子さんと一緒に、親子ダンスワークショップを開催しました。
普段はみんなが遊んでいる3Fのおやこフロアを広々と使って、思いきり体を動かします。

まずはウォーミングアップ。
親子でお互いの体にやさしく触れながら、なでなで、くすくす。
自然と笑い声が広がり、場の空気もすぐにやわらいでいきます。

動物になりきって歩いてみたり、
お父さんお母さんが子どもを運んだり、今度は子どもが親を運んでみたり。
タオルの動きをまねして、くるくる、ぴょーん!
音楽に合わせて自由に生まれるオリジナルダンスに、会場のテンションもどんどん上がっていきます。

めいっぱい体を動かして、めいっぱい笑って、
ワークショップが終わる頃には、みんなすっかり汗だく。

体を動かすってやっぱり気持ちいい。
やわらかくて、あったかくて、うれしい。
そんな春のはじまりを感じる、にぎやかなひとときとなりました。


2026/03/19|アートスクール