おしらせ

『うつくしいまち』ダリオ・モレッティ/アーティスト・パフォーマー フォトレポート

イタリアのマントヴァ(Mantova)という村から、海を越えて来てくださったダリオさん。
今回は、パフォーミングアートと大きな絵を描くワークショップを開催しました。

「チャオ!」という声かけから、
まずはみんなで輪になりダリオさんの声や体の動きに合わせてまねっこをします。
いろいな声や動作をしはじめると、少し緊張していた子も、次第にみんな笑顔に。

「右に向こう」「集まろう」「君は〇〇だね」など、
ダリオさんのお話を聞きながらやっていると、イタリア語が不思議とわかるように。

次に、特別な色鉛筆を配ってもらい、
パフォーマンスをしながら大きな紙の周りに移動します。
ダリオさんの「建物を描いて!」「乗り物を描いて!」「生き物を描いて!」
という声かけに合わせて、
大きな紙の周りをぐるぐると周り、みんなで色々な絵を自由に描いていきます。

後半は、画材をイタリアのインクの瓶と筆に変え、
またぐるぐると周りながら、下絵に色を塗っていきます。
ダリオさんが、一人一人に配る色鉛筆やインクの色に秘密がああるようです。
最後に、ふたたび色鉛筆で輪郭をなぞり、
あっという間に「うつくしいまち」ができあがりました!

完成した作品を保護者のみなさんに、絵をお披露目すると歓声が!
身体も感性もいっぱい使った、充実したアートスクールとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026/08/29|アートスクール

『ICE CANDY SOAPを作ろう!』泡福”lab 高野玲奈・中村奈々/一般社団法人ハンドメイド石けん協会 ジュニアソーパー フォトレポート

星やフルーツ、動物など、さまざまなモチーフのパーツを閉じ込めた、まるで本物のアイスキャンディーのような石けん。

今回は「泡福”lab」の高野玲奈さんと中村奈々さんをお迎えして、作ってすぐに使える「ICE CANDY SOAP」づくりのワークショップを行いました。

まずはワークシートを開き、
色鉛筆で作ってみたい2種類の石けんのデザインを描くところからスタート。

ひとつめのテーマは「夏の夜空」。同じ夜空を描くのでも、淡いグラデーションを選ぶ子、力強い鮮やかな色を選ぶ子、星をたくさん散りばめる子など、それぞれの世界が用紙の上に広がっていきます。ふたつめはそれぞれ好きなイメージで自由にデザインを描いていきました。

デザインが決まったら、いよいよ形にしていきます。
美しいグラデーションを作るために2つのカップを上手に使い分けたり、
小さな猫やフルーツ、押し花など、お気に入りのモチーフを思い思いに閉じ込めていきました。
着色の作業は、たったの1滴で色の濃さが大きく変化してしまうため、みんな真剣。
どのアロマを入れようか、どんなモチーフを組み合わせようか悩みながらも、
それぞれの工程に一人ひとりの個性が光る時間となりました。

冷やして固めている間は、ワークシートを使って石けんの成り立ちや自然の巡りについて学ぶ時間に。
石けんは、植物の種や実から搾り取られた油からできていること。
そして、私たちが使った石けんの水は下水を通って川へ流れ、自然に分解されて魚のエサとなり、
その魚を私たちがいただくことで、巡り巡ってまた私たちの身体へと戻ってくること——。

毎日の暮らしで当たり前に使っている石けんが、大きな自然の循環のなかに存在していることを感じると、
目の前にある手作りの石けんがより愛おしく、身近なものに感じられます。

冷え固まった石けんをトレーから取り出し、仕上げにアルコールをひと吹きすると、表面が輝いてキラキラとします。光にかざして嬉しそうに眺める姿や、「可愛すぎて使えない!」とうれしそうにしている子。素敵なICE CANDY SOAPが完成しました。
この日作った石けんが、夏休みのすてきな思い出になっていたら嬉しいです。

 

 

2026/08/27|アートスクール

『声を使ってオカシナ世界を作ろう』中納良恵/歌手・音楽家・EGO-WRAPPIN’のヴォーカル担当 フォトレポート

歌手・音楽家の中納良恵さんをお迎えして、「声」や「音」を感じる特別な時間を過ごしました。
「声は振動です」
良恵さんのそんな言葉から始まった今回のワークショップ。

声を出し、身体を動かし、誰かの声に声を重ねる。
意味のある言葉や、上手な歌でなくても大丈夫。
思いついた音を口にしたり、身体の動くままに声を出したりしているうちに、はじめは少し緊張していたこどもたちの表情も、だんだんとほどけていきました。

一人の声や動きに誰かが応え、それを見た誰かから、また新しい表現が生まれていきます。
大人もこどもも一緒になって、笑ったり、叫んだり、踊ったり。いつの間にか部屋いっぱいに、名前のつけられない声や音、動きがあふれていました。

普段は、何かを「伝える」ために使っている声。
けれど、意味や上手下手から自由になってみると、声そのものが遊びになり、自分を表すものになり、誰かとつながるものにもなります。

自分の中から思いがけず飛び出した、不思議な響き。
それはもしかすると「あなただけの魔法の言葉」だったのかもしれませんね。
良恵さん、貴重な機会をありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2026/08/13|アートスクール

『東京都写真美術館に行ってみよう!「温度」を感じて、写真を作る』東京都写真美術館 フォトレポート

日差しがまぶしい夏休みのある日、景丘の家からほど近い東京都写真美術館へうかがいました。

地域連携ワークショップとして、毎年開催しているこの講座。今回は「フォトグラム」と「展覧会鑑賞」を行いました。

まずは、カメラを使わずに写真をつくる「フォトグラム」に挑戦。
美術館の中にある暗室という特別な場所で、光と影を使いながら、自分だけの写真作品をつくりました。

今回写し取るテーマは「温度」。
暑い、冷たいという実際の温度だけではなく、心地よさや懐かしさ、好きなものに触れたときの気持ちなど、目には見えない感覚も写真で表現することができるでしょうか。
子どもたちは、それぞれが感じた「温度」のイメージを、光と影の形にして表現します。

作品づくりに使ったのは、自分で拾ったシーグラスやお気に入りのフィギュア、普段身近にあるスポンジや梱包材など。
いつもは何気なく見ているものも、「写す」という新しい視点で向き合うと、形や透け方、影の広がりなど、今まで気がつかなかった表情が見えてきます。
完成を想像しながら、持ち寄ったものを暗室内の台に並べていきます。
真っ暗な空間の中、少し緊張しながら、光に反応する印画紙を使って写真づくりを行いました。
現像液に紙を浸すと、少しずつ像が浮かび上がってきます。
「同じレースなのに、黒と白で影の出かたが違うのはなんで?」
「目では見えなかった線が映っている!」
想像を裏切る表情の作品に、みんな興味津々でした。

同じ方法でつくっていても、選ぶものや並べ方によって作品の印象はさまざま。
一人ひとりが感じた「温度」が、それぞれ違った形で写真になりました。

作品づくりのあとは、東京都写真美術館の展覧会「TOPコレクション 明日の食卓」を鑑賞しました。
今回のテーマは「食」。
景丘の家でも「食」を大切なコンセプトのひとつとして、日々さまざまな活動を行っています。
食べることは、体をつくるだけではなく、人とのつながりや記憶、暮らしとも深く結びついています。

写真作品を見ながら、「これは何を撮っているんだろう?」「どんな思いで撮ったのかな?」と想像を膨らませたり、ボランティアの方とお気に入りの作品についてお話しながら、じっくり作品と向き合いました。

写真をつくること、見ることを通して、普段見ているものを少し違う角度から眺めてみる時間。
身近なものの中に、まだ知らない表情や発見がたくさんあることに気がつく、夏の特別な一日になりました。

       

2026/08/07|アートスクール