おしらせ

2月6日『雪と氷の実験室』神田健三 / 中谷宇吉郎雪の科学館顧問(元館長)フォトレポート

2月景丘の家スペシャルマンスでは、2Fこどもテーブルのお部屋で1ヶ月間、『天から送られた手紙」にふれてみよう〜雪と氷がおしえてくれること〜をテーマに、雪と氷に魅せられた科学者、中谷宇吉郎の世界を紹介しています。今日は中谷宇吉郎雪の科学館から神田先生に来ていただいて、雪と氷について実験をしながら教えていただきました。
今日実験に使うのは、ゆっくり時間をかけて上方向から冷やし固めた透明な氷です。自然の中でつくられる氷と同じように上からだけ冷やし固めることで、きれいな結晶が見られたり、氷に太陽の光が当たると氷の中が溶けるときに現れるチンダル像が見られます。
太陽に当てたり電球の光を当てたりして、こどもたちはじっと目をこらして氷の変化を観察。氷の内部が溶けるのを待ちます。
その間に、冷凍庫を使って冬のマイナス20°Cの世界を再現。圧縮した空気を吹き込むと、冷凍庫の中にキラキラとひかる光の粒がたくさん現れました。これが真冬の山などでみられる、ダイアモンドダストです。
ダイアモンドダストを捕まえて、氷の結晶ができる瞬間を一瞬だけ見ることもできました。
そのあとは、円形につくった氷を、レンズのようなカーブ型に溶かして、氷のレンズをつくり、太陽の光を集めてみました。太陽の熱でどんどん溶けてしまいますが、光を中心に集めることができました。これにはみんなびっくり!
最後は、アルミニウムの熱伝導を使って、四角い氷を六花の雪の結晶の形に溶かしてペンダントをつくりました。
景丘の家のお部屋から、キラキラ輝き様々な姿を見せる氷と雪の世界に旅をしたような貴重な時間になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022/02/06|アートスクール