『レコーディング体験をして音であそぼう!』成瀬つばさ/メディアアーティスト フォトレポート
レコーディングした自分の声って、普段聞いている自分の声とは少し違うので、まるで他人の声のような不思議な感覚になりますよね。
しかもその声が、瞬時にいろいろな声色や音階、テンポも変わっていったら・・・?これは自分?機械?
ますます自分ではない新しい自分に出会うようですね。
そんなちょっと不思議でおもしろい、音で遊べるメディア・アート作品「ラップムシ」を作られた成瀬つばささんに、録音した声をアプリに取り込むと簡単にラップが作れてしまうワークショップをしていただきました。
まずはラップムシでどういう遊びができるのか、成瀬さんが即興でビートを打ちながらラップを披露してくれます。
指のタップひとつでラップができるのですが、ここはさすが開発者。子気味いいタップで思わず拍手が沸きます。
ここからはさっそくみんなの出番です。
みんなでいっせいに「えびす〜!」と声を揃えてお試しレコーディング。はじめまして同士だけど、こどもも大人も声がぴったり。
この調子で、ひとりずつ録音したい好きなワードと絵を書いてもらい、レコーディングスタート!
なんでその言葉を選んだのかな?「すし!」「野球!」「かたな!」と、好きなものを録音したり、かわいらしい声で「このやろう!」という子もいたり、ダジャレまで飛び出しました。録音した音は、繋がっているキーボードで色々な音に変換されて遊ぶことができます。
もとは自分の声なんだけど、キーボードの弾き方しだいですごーく低くなったり、高い早口になったりするのでこどもたちは大笑い。
これらの音源を使ったラップってどんなのができるんだろう??
みんなの声をアプリに取り込んでいる間に、ワクワクしながらオリジナルキーホルダーを作って待ちます。
このキーホルダーにはQRコードが付いていて、スマホをかざすとレコーディングした声を収録した特別バージョンのラップムシで遊ぶことができます。
今日の自分を特別なキーホルダーに閉じ込める。令和のタイムカプセルになりそうですね!
2024/06/22|アートスクール