おしらせ

『大きなチューリップを作ろう!』渡邉紘子/造形作家 フォトレポート

今日つくるのは大きな大きな紙のチューリップ!手に持ったら、まるで自分が小人になったみたい!?

「今日この会に参加できるみんなはラッキーボーイとラッキーガールだね!」
先生の掛け声のもと、わくわくムードでワークショップがスタートしました。

材料は、薄くて透けるようなグラシン紙と、竹ひごのような細い木の棒。前者がお花と葉っぱ、後者が茎の部分になります。それらを塗る画材として、絵の具やクレヨン、ポスカ、油性ペン、丸型シールに加え、可愛らしいパステルカラー5色のスプレーも用意されました。

「みんなは、お花や葉っぱを何でどんな色に塗る?」

チューリップを絵に描こうとすれば、同じような色をつかって同じような絵ができあがりそうですが、大きな紙という創作フィールドを前にすると、こどもたちは好きな色を使って、湧きあがるままに自由に手を動かしていくから不思議です。普段、絵が苦手だという子ものびのびと創作できたそう。

ピンクや紫の夕空みたいなグラデーションに塗る子、金銀のシールを貼ってその上から絵の具を塗り重ねる子、手形をつける子、カラフルな水玉を絵の具やクレヨンで描く子など、ほんとうに個性豊か。大きな紙をぜんぶ赤色に塗ろうと最後まで頑張った子もいました。

色をつけたら、花になる紙の両端を筒状にとめ、緑色に塗った紙をチョキチョキ葉っぱの形切り、色を塗っておいた木の棒にフローラルテープ(伸縮性のあるマスキングテープのようなもの)を使ってそれらをくっつけたらチューリップの完成!

あちこちで色とりどり・いろんな柄のチューリップが生まれて、まるで夢の国のよう。

みんな嬉しそうに自分が作ったチューリップを手に駆け回ります。

最後は外に出て、本物の植物に覆われた壁の前で撮影会。

ちょうど世間はハロウィン。
みんなは大きなお花を持って、妖精?小人?何に変身するのかな?

 

2024/11/02|アートスクール