おしらせ

『森とハーブのシロップをつくろう』emmy/ビバレッジアーティスト、ビバレッジコンサルタント フォトレポート

本日は、ビバレッジアーティストとして活躍されているemmyさんとともに、蒸留水を使った森の香りを閉じ込めたシロップ作りに挑戦します。

今回使用するのは、九州・大分で林業を営む六月八日さんから届いた6種類の蒸留水。それぞれ、ヒノキの葉・枝・木、スギの木、クロモジ、ヤブニッケイから抽出されたものです。同じヒノキでも、葉・枝・木といった部位ごとに爽やかさや深みが異なるのは驚き。特にヤブニッケイは、初めて名前を聞く方も多かったですが、シナモンのような甘く美味しそうな香りがしました。

コップ1杯の蒸留水を作るのに、数キロもの植物が必要なのだそう。その貴重な香りをひとつひとつ確かめながら、3つの香りを選んでブレンドしました。どの組み合わせも、とても爽やかで素敵な香り。これがシロップになるなんて、みんなワクワクが止まりません。

次は、景丘にある小さな小さな森へ。先ほど選んだ香りとの違いを感じながら、ローズマリーやミントなどのハーブを採取しました。これらは、後で盛り付けの飾りにも使います。

お部屋に戻ったら、いよいよシロップ作り。氷砂糖を丁寧に火にかけて溶かし、先ほどブレンドした蒸留水を加えたら、自分だけのシロップが完成! シロップは炭酸水で割ってドリンクにし、摘みたてのハーブを添えると、とてもおしゃれな仕上がりになりました。

さらに、先生お手製の「森の香りの寒天」に、控えめな甘さが絶妙なあんこをトッピングし、贅沢なあんみつも完成。ドリンクとあんみつを手に、みんなで乾杯!

作業を手伝ってくださった保護者の皆さんも、爽やかな味わいに感激されていました。森に想いを馳せながら、都会で味わう特別な一杯が、心まで潤してくれるひとときとなりました。

2025/02/20|アートスクール