『エディブルガーデンクラス「ぐるりのにわ」 啓蟄の頃・ぐるりのにわで流し雛』風間理紗/室礼研究家・ガーデンティーチャー フォトレポート
景丘の家のエディブルガーデンクラス「ぐるりのにわ」。
エディブルガーデンとは、野菜やハーブなど、食べられる植物を主として植えた庭のこと。
二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」を過ぎ、土の中で眠っていた虫たちが顔を出し始める季節。
昨年の秋にみんなで蒔いたそら豆や春菊、菜の花たちが、色鮮やかな花を咲かせ、すくすくと育っています。
今回は、ガーデンティーチャーの風間理紗さんとともに、古来より伝わる「流し雛」を通して、
自然とのつながりやいのちの巡りを感じる時間を過ごしました。
まずは「最近、良い匂いのしたものは?」というテーマでチェックイン。
「ポップコーン!」「帰り道に咲いていたお花」、、、
自己紹介をしながら少しずつみんなの緊張も解けていきます。
続いて、雛祭りのルーツと言われる「流し雛」のお話。
昔の人たちは、紙や草で作った「人形(ひとがた)」に自分の汚れを託して水に流すことで、
健康や幸せを願ってきました。
今回は、炒ったお米を川に見立てて、室内で春の小川を表現します。
香ばしいお米の匂いに誘われて、思わずパクリとつまみ食いしてしまう微笑ましい光景も。
未就学の小さなお子さんも多かったですが、お父さんやお母さんと一緒に、
和紙で丁寧に自分だけの人形を作っていきます。
一生懸命つくってできた人形を嬉しそうに見せにきてくれ子も。
人形ができたらお庭へ出て、お花摘み。摘んできたばかりの草花で川を彩り、
人形をそっと自分の体に触れさせてから、お米の川へと流して厄除けをしました。
後半は、次の季節へいのちを繋ぐための土しごと。
1階にあるコンポストへ移動し、景丘の家で出た野菜の端材や米のとぎ汁が、
時間をかけて豊かな土へと生まれ変わった様子をお話ししまた。
みんなで力を合わせてコンポストの土をふるいにかけます。
土の中からひょっこり現れた幼虫を見つける場面も。
さらさらになった栄養たっぷりの土を、2階の「ぐるりのにわ」へ届けます。
これまでの恵みに感謝を込めて土を返し、また新しい種を植えました。
「流し雛」と、「土贈り」。
たくさんのいのちが循環していることを肌で感じた、盛りだくさんの1日となりました。
実がなり始めたそら豆や、新しく植えた種が、次の季節にどんな表情を見せてくれるのか、今から楽しみです。











2026/03/19|アートスクール
