『東京都写真美術館に行ってみよう!「温度」を感じて、写真を作る』東京都写真美術館 フォトレポート
日差しがまぶしい夏休みのある日、景丘の家からほど近い東京都写真美術館へうかがいました。
地域連携ワークショップとして、毎年開催しているこの講座。今回は「フォトグラム」と「展覧会鑑賞」を行いました。
まずは、カメラを使わずに写真をつくる「フォトグラム」に挑戦。
美術館の中にある暗室という特別な場所で、光と影を使いながら、自分だけの写真作品をつくりました。
今回写し取るテーマは「温度」。
暑い、冷たいという実際の温度だけではなく、心地よさや懐かしさ、好きなものに触れたときの気持ちなど、目には見えない感覚も写真で表現することができるでしょうか。
子どもたちは、それぞれが感じた「温度」のイメージを、光と影の形にして表現します。
作品づくりに使ったのは、自分で拾ったシーグラスやお気に入りのフィギュア、普段身近にあるスポンジや梱包材など。
いつもは何気なく見ているものも、「写す」という新しい視点で向き合うと、形や透け方、影の広がりなど、今まで気がつかなかった表情が見えてきます。
完成を想像しながら、持ち寄ったものを暗室内の台に並べていきます。
真っ暗な空間の中、少し緊張しながら、光に反応する印画紙を使って写真づくりを行いました。
現像液に紙を浸すと、少しずつ像が浮かび上がってきます。
「同じレースなのに、黒と白で影の出かたが違うのはなんで?」
「目では見えなかった線が映っている!」
想像を裏切る表情の作品に、みんな興味津々でした。
同じ方法でつくっていても、選ぶものや並べ方によって作品の印象はさまざま。
一人ひとりが感じた「温度」が、それぞれ違った形で写真になりました。
作品づくりのあとは、東京都写真美術館の展覧会「TOPコレクション 明日の食卓」を鑑賞しました。
今回のテーマは「食」。
景丘の家でも「食」を大切なコンセプトのひとつとして、日々さまざまな活動を行っています。
食べることは、体をつくるだけではなく、人とのつながりや記憶、暮らしとも深く結びついています。
写真作品を見ながら、「これは何を撮っているんだろう?」「どんな思いで撮ったのかな?」と想像を膨らませたり、ボランティアの方とお気に入りの作品についてお話しながら、じっくり作品と向き合いました。
写真をつくること、見ることを通して、普段見ているものを少し違う角度から眺めてみる時間。
身近なものの中に、まだ知らない表情や発見がたくさんあることに気がつく、夏の特別な一日になりました。











2026/08/07|アートスクール
