おしらせ

日本の郷土ごはん vol.22『北海道:鮭のチャンチャン焼き』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家こども食堂」。

今回のテーマは北海道。「鮭のチャンチャン焼き」「甘納豆入り赤飯」「いも団子汁」の3品を作りました。

「鮭のチャンチャン焼き」は、北海道の漁師町で親しまれてきた郷土料理。鮭の切り身と野菜を味噌ダレで蒸し焼きにする、豪快かつ栄養満点の一品です。鮭と同様に欠かせないキャベツはこどもたちに手でたくさんちぎってもらいました。こうすると断面がざらざらして味が染み込みやすくなるのです。
キャベツ以外にも、いろいろな野菜がたっぷり入ります。 フライパンに鮭と野菜を詰め込むと、最初は「フタが閉まらないんじゃない?」と心配する子がいたほど具だくさん。火が入って少しずつしんなりしていく様子を見ながら、「お味噌のいい匂いがしてきたね!」と、みんなワクワク顔でした。

「いも団子汁」は、じゃがいもの生地を手でぎゅっぎゅっと握って団子を成形。作業が進むにつれ、「こんな形でいいかな?」と笑顔で話すようになり、最後には“井戸端会議“をしながら楽しそうに手を動かす子たちも。
大量の根菜も包丁で丁寧に切り終わり、煮る行程では、まず野菜をしっかり煮込み、最後にいも団子を加えて仕上げます。もちもちの団子が入った熱々のいも団子汁が完成しました!

「甘納豆入り赤飯」は、北海道ならではの特別なお赤飯。もち米とうるち米を合わせてほんのりピンク色に炊きあげ、甘納豆を和えて作ります。優しい甘さとごま塩の塩気が絶妙にマッチしていて、見た目も味も楽しめる一品です。お好みで紅生姜やごま塩を添えていただきましょう。

3品がそろったら、みんなで協力してにぎやかに配膳を済ませ、いろりを囲んで「いただきます!」。

“みんなでつくって、みんなで食べる。”
北海道の自然と食文化を感じられる料理を通じて、こどもたちと素敵な時間を共有することができました。
ぜひ、お家でも作ってみてくださいね。

「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力で、今月も楽しくこども食堂を開催することができました。
心より感謝申し上げます。
 

2025/01/30|景丘の家・こども食堂