日本の郷土ごはん vol.37『千葉・ごんじゅう』フォトレポート
伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は千葉県の郷土料理「ごんじゅう」「ふうかし」「チッコ豆腐」をつくりました。
「ごんじゅう」は、甘辛く煮た豚バラ肉と油揚げ、から煎りした鰹節を炊きたてごはんに混ぜたもの。古くは、出雲を目指してお参りに出かける人々が、道中の無事を願って出発の際に食べたといわれています。現在では伝統ある秋祭りで御輿担ぎの若衆に振る舞われるなど地域の行事とともに受け継がれ、担ぎ手が片手でも食べやすいようにおにぎりの形で親しまれています。
「ふうかし」は、あさりのうま味をたっぷり味わえる味噌汁。江戸時代、豊富にとれるあさりを運ぶ際、蒸かした後に出た汁に少量の味噌を加えて食べた“漁師の賄い料理”が始まりといわれています。シンプルながらも、あさりのだしがしっかり感じられる、滋味深い味わいです。
「チッコ豆腐」は、牛乳を沸騰直前まで温めてから酢を加え、水気を切って固めた、カッテージチーズのような一品。醤油でいただくのが一般的ですが、今回はオリーブオイルと塩の組み合わせも楽しんでみました。
こどもたちはまず、ごんじゅうに使う油揚げや豚肉を細かく切る作業から。煎った鰹節を手でほぐす作業も、「いいにおい!」と歓声を上げつつ丁寧に頑張りました。ふうかしでは、パカッと開くあさりの様子を楽しみながら調味し、おいしい味噌汁に仕上げていきます。
そして今回のクライマックスは、おにぎりづくり。たっぷりの具を混ぜ合わせた熱々のごはんをひとつひとつ握る作業はなかなか大変でしたが、みんなで協力しながら、たくさんのおにぎりが出来上がりました。
すべての準備が整ったら、待ちに待った「いただきます!」。おいしいおにぎりと味噌汁をもりもり味わいました。手軽につくれるチッコ豆腐も「おうちでやってみたい!」という声が続出。千葉の豊かな食文化に触れながら、今月も笑顔あふれる時間がゆったりと流れていきました。
“みんなでつくって、みんなで食べる。”
今回も「大地を守る会」「ツルハグループ こども食堂ゆたかさ基金」をはじめ、多くの方々のご協力のもと、こども食堂を開催することができました。
心より感謝申し上げます。
















2026/05/13|景丘の家・こども食堂
