日本の郷土ごはん vol.42『京都・栗ご飯』フォトレポート
伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は京都府の「栗ご飯」「万願寺とうがらしとじゃこの炊いたん」「茶汁」「京揚げの焼いたん」をつくりました。ほくほくの栗をたっぷり加えた栗ご飯、旬の万願寺とうがらし、デザートにはみずみずしい梨。夏の名残と秋の訪れを一緒に味わえる、9月にぴったりの献立です。ほうじ茶を使った「茶汁」や、京都のお揚げさんを使った一品も並び、京都らしさ満載となりました。
代表的な京野菜の一つ、万願寺とうがらしは、肉厚でやわらかく、甘みがあるのが特徴。今回は、じゃこと一緒に炒めて甘辛く味つけしました。「炊いたん」とは、煮炊きしたおかずを表す京都らしい呼び方です。
こどもたちは、万願寺とうがらしを半分に切って種を取り、食べやすい大きさに切る作業から。小さな子がとても上手に包丁を使っていたので、「おうちでもやっているの?」と尋ねると、お母さんから「以前のこども食堂で教わったことを、そのままやっているんです」とのお話が。
さらに、「苦手だった食べ物も、こちらで初めて食べたのをきっかけに、好きになったんです」と教えてくださいました。こども食堂での経験がご家庭にもつながっていることを知り、スタッフ一同、胸がいっぱいです!
京揚げも食べやすい大きさに切りそろえ、カリッと焼き上げます。仕上げにしょうゆをまわしかけると、香ばしい香りがふわり。万願寺とうがらしとじゃこを炒めるフライパンからも食欲をそそる香りが漂ってきて、「おなかすいたー!」の声が続出しました。
京都・宇治田原町に伝わる「茶汁」は、お椀に入れた味噌に温かいお茶を注いでつくる汁ものです。今回は、みんなで協力して流れ作業。味噌に削り節を混ぜたものを一人10gずつ量り、味噌玉のようにしてお椀へ。下味をつけた小松菜と甘辛く煮た椎茸も加え、最後にいろりで温めておいたほうじ茶を注ぎます。初めて目にする茶汁に、みんな興味津々。
そうこうしているうちに、かまどで栗ご飯が炊き上がりました。蓋を開けると、ふわりと立ち上る湯気とたっぷりの栗に、「わーい!」と笑顔があふれます。
炊きたての栗ご飯に、京都らしいおかず二品、ほうじ茶の香りが広がる茶汁。食後には梨も味わい、秋の始まりを楽しみました。
みんなでつくって、みんなで食べる。
今月も、多くの方々のご協力のもと、こども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。







2026/09/24|景丘の家・こども食堂
