おしらせ

『ジュニアアートガイドになってみよう!~リナ・バネルジー展で、見て、つくって、自分の言葉で伝えよう~』オードリー・フォンドゥカヴ/アーティスト エスパス ルイ・ヴィトン東京 フォトレポート

エスパス ルイ・ヴィトン東京で開催された、リナ・バネルジー「”You made me leave home…”」展にて、アーティストのオードリー・フォンドゥカヴさんを講師にお迎えし、「ジュニアアートガイドになってみよう!」を開催しました。

リナ・バネルジーは、インドに生まれ、ニューヨークを拠点に活動するアーティスト。
布や羽根、貝殻、ガラス、植物の種や日用品など、世界のさまざまな場所から集めた素材を組み合わせた立体作品や絵画を通して、故郷や文化、アイデンティティなどを問いかけています。

どこか不思議で、少し奇妙で、それでいて美しい作品の世界。
まずは作品の前に立ち、じっくりと見ることから始めました。 自分の目で見つけたものや感じたことを、スケッチや言葉にしながらイメージを膨らませていきます。さらに、オードリーさんや展示スタッフの方から作品の背景についてお話を聞き、それぞれの見方を深めていきました。

たくさんのアイデアが生まれたところで、今度はそれをもとに、それぞれが思い描く不思議な生きもの「クリーチャー」を制作。
ビーズや植物の繊維、インドの生地など、さまざまな素材の中から好きなものを選び、組み合わせながら、自分だけの作品を作り上げました。

そして、いよいよ「ジュニアアートガイド」に挑戦。
一般の来館者の方に声をかけ、自分が選んだ作品の前に立って、自分の言葉で作品を紹介しました。
はじめは緊張していた子どもたちも、自分が作品を見たときの発見や感じたことを相手と共有するうちに、少しずつ言葉が広がっていきます。 気がつけば、来館者の方とのコミュニケーションを楽しみながら、次々と作品を紹介する姿が。
なかには講座が終わったあともガイドを続ける子どももいました。

同じ作品を見ていても、目を向けるところも、感じることも、一人ひとり違う。
アートを見ることは、作品を知るだけでなく、「自分は何を感じ、何に心を動かされるのか」を知ることでもあるのだと、あらためて感じる一日でした。

リナ・バネルジーさんの素晴らしい作品と空間に囲まれながら、見て、感じて、つくって、そして自分の言葉で誰かに伝える。
子どもたちにとって、夏休みの特別な一日となりました。

 

 

      

2026/09/26|アートスクール

日本の郷土ごはん vol.42『京都・栗ご飯』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。

今月は京都府の「栗ご飯」「万願寺とうがらしとじゃこの炊いたん」「茶汁」「京揚げの焼いたん」をつくりました。ほくほくの栗をたっぷり加えた栗ご飯、旬の万願寺とうがらし、デザートにはみずみずしい梨。夏の名残と秋の訪れを一緒に味わえる、9月にぴったりの献立です。ほうじ茶を使った「茶汁」や、京都のお揚げさんを使った一品も並び、京都らしさ満載となりました。

代表的な京野菜の一つ、万願寺とうがらしは、肉厚でやわらかく、甘みがあるのが特徴。今回は、じゃこと一緒に炒めて甘辛く味つけしました。「炊いたん」とは、煮炊きしたおかずを表す京都らしい呼び方です。
こどもたちは、万願寺とうがらしを半分に切って種を取り、食べやすい大きさに切る作業から。小さな子がとても上手に包丁を使っていたので、「おうちでもやっているの?」と尋ねると、お母さんから「以前のこども食堂で教わったことを、そのままやっているんです」とのお話が。

さらに、「苦手だった食べ物も、こちらで初めて食べたのをきっかけに、好きになったんです」と教えてくださいました。こども食堂での経験がご家庭にもつながっていることを知り、スタッフ一同、胸がいっぱいです!
京揚げも食べやすい大きさに切りそろえ、カリッと焼き上げます。仕上げにしょうゆをまわしかけると、香ばしい香りがふわり。万願寺とうがらしとじゃこを炒めるフライパンからも食欲をそそる香りが漂ってきて、「おなかすいたー!」の声が続出しました。

京都・宇治田原町に伝わる「茶汁」は、お椀に入れた味噌に温かいお茶を注いでつくる汁ものです。今回は、みんなで協力して流れ作業。味噌に削り節を混ぜたものを一人10gずつ量り、味噌玉のようにしてお椀へ。下味をつけた小松菜と甘辛く煮た椎茸も加え、最後にいろりで温めておいたほうじ茶を注ぎます。初めて目にする茶汁に、みんな興味津々。
そうこうしているうちに、かまどで栗ご飯が炊き上がりました。蓋を開けると、ふわりと立ち上る湯気とたっぷりの栗に、「わーい!」と笑顔があふれます。
炊きたての栗ご飯に、京都らしいおかず二品、ほうじ茶の香りが広がる茶汁。食後には梨も味わい、秋の始まりを楽しみました。

みんなでつくって、みんなで食べる。
今月も、多くの方々のご協力のもと、こども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

2026/09/24|景丘の家・こども食堂

日本の郷土ごはん vol.41『富山・とろろ昆布のおにぎり』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は富山県の「とろろ昆布のおにぎり」「いかと里芋の煮もの」「にざい」をつくりました。

富山県では、海苔の代わりにとろろ昆布をまぶしたおにぎりが、郷土の味として親しまれています。かつて北前船によって北海道から多くの昆布が運ばれたことから、昆布を使った食文化が根づいているのだとか。
「いかと里芋の煮もの」は、富山で一年を通して水揚げされるいかと、里芋をじっくり煮込んだ料理。里芋にいかのうま味が染み込んだ、しっかりとした味わいの一品です。

「にざい」は、大根やにんじん、ごぼうといった根菜類や油揚げ、こんにゃくなどを煮込み、味噌や醤油で味つけした具だくさんの汁もの。あずきを入れるのが特徴で、ほんのりとした甘みとやさしいコクが加わり、素朴ながらも滋味深い味わいです。

夏休み中のこどもたち、みんな元気に参加してくれました。まずは、にざい用の人参、大根、椎茸、ごぼう、油揚げ、ねぎなどを包丁で切る作業から。こんにゃくは、スプーンを使って食べやすい大きさにしていきます。小さい子も包丁を使わずにお手伝いできるため、参加されたお母さんから「いいですね。家でもやらせてみます」とうれしい声も。

おにぎりづくりも、楽しそうに挑戦。小さめの塩むすびをつくり、表面が隠れるほどたっぷりのとろろ昆布をまぶします。はじめは「難しい」とつぶやいていた子たちもどんどん上達し、三角に握れるように。
すべての料理が完成したら、みんなで配膳をします。とろろ昆布をたっぷりまとったおにぎりに、いかのうま味が染みた里芋の煮もの、根菜とあずきが入ったにざい。富山の食文化に触れながら、おいしく味わいました。
食後には、夏休みスペシャルとして、かき氷も! ひんやり冷たいデザートまで楽しみ、夏らしいこども食堂となりました。

みんなでつくって、みんなで食べる。
「大地を守る会」をはじめ、多くの方々のご協力のもとこども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026/08/27|景丘の家・こども食堂

【夏休み特別企画】エスパス ルイ・ヴィトン東京「ジュニアアートガイドになってみよう!」*お申込み受付終了

*お申し込み多数のため、受付を締め切らせていただきました。

エスパス ルイ・ヴィトン東京にて現在開催中のリナ・バネルジーの展覧会「“You made me leave home…」展を鑑賞しながら、
作品を見て感じたことや心に残ったことを、自分なりの方法で表現する「ジュニアアートガイド」を体験します。

スケッチや写真、制作を通して、見方や感じ方を見つけていきます。
作品から生まれたイメージをもとにオリジナルのクリーチャーを制作し、
最後は来館者へ展示作品や自分の作品について紹介します。
アートを自由に楽しみながら、自分らしい表現を誰かと分かち合う特別な一日です。

【講座概要】

『ジュニアアートガイドになってみよう!
~リナ・バネルジー展で、見て、つくって、自分の言葉で伝えよう~』
オードリー・フォンドゥカヴ/アーティスト エスパス ルイ・ヴィトン東京

● 日 時:8/26(水) 10:30~15:30
● 対 象:8歳~13歳
● 参加費:無料
● 持ち物:お持ちの方はカメラまたはスマートフォン(作品記録のため)、飲み物
● 講師:Audrey Fondecave(オードリー・フォンドゥカヴ)アーティスト
● 会場・企画協力:エスパス ルイ・ヴィトン東京

申し込み期間:2026/7/28(火)16:00~先着順・定員になり次第締切

【集合・解散について】
・エスパス ルイ・ヴィトン東京に現地集合、現地解散となります。

【昼食について】
・昼食をご用意いたします。食物アレルギーをお持ちの方は、お申し込みフォームにてご記入ください。

【注意事項】
・本講座は開館中の展示室で実施します。一般来館者の方が撮影した写真や映像に参加者が写り込む場合がありますので、あらかじめご了承ください。
・講座では、アルファベット表記のお名前(ニックネーム可)をご使用いただきます。当日呼ばれたいお名前をあらかじめご用意ください。

 

エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2026年)
Photo credits: Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton 

エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2026年)
Photo credits: Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton 

エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2026年)
Photo credits: Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton 

《Native, migrant naturally》、2018年 エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2026年)
Photo credits: Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton 

【展覧会概要】
リナ・バネルジー「“You made me leave home…」展
会期:~2026年9月13日(日)
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京(東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F)
開館時間:12:00~20:00
休館日はルイ・ヴィトン表参道店に準じます。
入場無料

【講師紹介】Audrey Fondecave(オードリー・フォンドゥカヴ)アーティスト

フランス生まれ。2001 年より東京を拠点に活動をしている。
ペインティングやインスタレーションなど、多岐にわたる表現形式を用いながらアート作品を制作発表。
同時に 『TOO MUCH MAGAZINE』での編集者、アートプログラムディレクションや、
子どもたちにアートの楽しさを伝える美術教育者としての活動など、多彩な顔を持つ。

【会場・企画協力】エスパス ルイ・ヴィトン東京

ルイ・ヴィトンの運営する現代アートスペース。2014年パリにオープンした「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」の活動やコレクションを、
「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムを通して紹介。
著名な建築家 青木淳氏がデザインしたルイ・ヴィトン表参道ビルの7階に位置します。
エスパス ルイ・ヴィトン東京は、空間そのものが刺激的なインスピレーションを喚起させ、新たな対話と感性に訴えかける場所です。

2026/07/30|お知らせ

日本の郷土ごはん vol.40『石川・みたま』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。今月は石川県の「みたま」「めった汁」「加賀太きゅうりのあんかけ」「なすのオランダ煮」をつくりました。

「みたま」は、黒豆ともち米を合わせたおこわです。白と黒の色合いが特徴で、石川県では昔から、建前や慶事、弔事、お盆など、人が集まるさまざまな機会に食べられてきました。

「めった汁」は、豚肉と野菜を煮込んだ味噌仕立て。「やたらめったら具を入れる」ことに由来するともいわれる、具だくさんの汁ものです。

さらに、金沢の伝統的な「加賀野菜」の一つである加賀太きゅうりを使ったあんかけと、なすを煮込んだ夏らしい家庭料理「なすのオランダ煮」を添えました。

こどもたちは今回も大活躍。まずは、めった汁に入れるにんじん、大根、しいたけ、ごぼう、ねぎなどを丁寧に切りそろえ、豚肉と一緒に煮込みます。最後に味噌を溶き入れ、野菜のうま味がたっぷり詰まった一杯に仕上げました。

大きくてずっしりとした加賀太きゅうりは、初めて目にする子が大半で、その立派な姿に興味津々。食べやすい大きさに切りそろえたら、煮干しと一緒にお鍋へ。鶏そぼろも加え、最後にとろみをつけて完成です。なすのオランダ煮も、お鍋でじっくりと煮て仕上げました。

もち米も炊き上がりました。熱々の状態で飯台に移し、しゃもじで切るように混ぜたあと、ふっくら蒸し上げた黒豆を加えます。黒豆だけで味見をするとほんのりとした塩味が気に入ったようで、「豆だけでもおいしい。早くごはんを食べたいな」と笑顔が広がりました。

すべて完成したら、みんなで協力して配膳をします。もちもちしておいしいみたまに、具だくさんのめった汁、夏野菜を使った二種のおかず。石川の食文化に触れながら、今回もおなかいっぱいになるまで味わいました。

今月は、株式会社ジャックスさんからたくさんのクッキーをご寄付いただき、こどもたちも大喜び! 食後においしく味わい、お土産にも持ち帰りました。いつもご支援いただきありがとうございます。

みんなでつくって、みんなで食べる。
今回も多くの方々のご協力のもと、こども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026/07/19|景丘の家・こども食堂