日本の郷土ごはん vol.31『福岡・かぼちゃのだんご汁』フォトレポート
伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は福岡県の「かぼちゃのだんご汁」「ごまさば」「せんぶきまげ」を楽しみました。
「かぼちゃのだんご汁」は、家庭料理としても学校給食としても親しまれている福岡の定番メニュー。
一口大に切ったかぼちゃとしいたけをいりこだしで煮て、手でちぎっただんごを加え、味噌で味を調えます。かぼちゃのやさしい甘みと、だんごのもちもちとした食感が絶妙で、心がほっと落ち着く味わいです。
「ごまさば」は、博多を代表する郷土料理。ごまの香ばしさと魚のうま味がぎゅっと詰まった一品です。今回はごはんの上にのせて、もみのり、煎りごま、青じそ、小ねぎを好みで散らしていただきました。
「せんぶきまげ」は、茹でたわけぎを酢味噌でいただく、福岡らしい箸休め。福岡ではわけぎのことを「せんぶき」と呼び、これを根元から何度か折り曲げて形を整えることから「まげ(曲げ)」という名前がついたそうです。
こどもたちは、しいたけやかぼちゃをそれぞれの大きさに切りそろえたり、だんご生地を小さな手でちぎって汁に加えたりと、丁寧に、嬉しそうに、取り組んでくれました。
中でも印象的だったのは「せんぶきまげ」。かなりの量がありましたが、手際よく、驚くほど美しく仕上げてくれました。
かまど飯もふっくらおいしく炊きあがり、みんなで協力して食卓を整えます。
初めて味わう福岡の味に「おいしい!」「おかわり!」の声が飛び交い、今月も笑顔あふれるひとときとなりました。
“みんなでつくって、みんなで食べる。”
今回も、「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力のおかげで、こども食堂を楽しく開催することができました。
心より感謝申し上げます。















2025/10/29|景丘の家・こども食堂











































































