2月上旬〜 【旧暦】伝承行事展示『節分のヤイカガシと鬼』

節分は正月行事

お正月気分も抜けた2月、立春の前日の節分は寒さがいっそう厳しいころの行事です。行事の中では比較的今でも広く行われており、「福は内、鬼は外」の豆まきや、柊と鰯の門飾りなどの風習がよく知られています。
しかし旧暦では、立春は新年の前後にありました。新年のことを「新春」というのは、立春の頃という意味だったのです。そして、その前日の行事である節分は、新しい年を前にした大晦日にする厄払いのような位置付けでした。平安時代から宮中で行われていた中国に源流がある「追儺(ついな)」という鬼を払う行事は、大晦日に行われていました。
そもそも「節分」とは、「季節の分かれ目」という意味で、立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前日を指し、季節の変わり目には、邪が忍び込みやすいと考え、それを祓う風習があったのです。その中でも旧暦正月に近い立春が一番大切ということで、この日のみを「節分」と呼ぶようになったのです。長い時間をかけて、「節分」の風習は今の形になって受け継がれてきたのですね。「豆まき」や「ヤイカガシ」、「オニ」など、何やら謎めいたこの行事の謎について、改めて考えてみましょう。

日時 2月上旬〜
対象 どなたでも

下中菜穂造形作家 暮らしの手仕事・伝承行事研究

江戸時代の切り紙「もんきり」と出会い、暮らしの中で息づいてきた「切り紙」や伝統的な「かたち」、風習、行事などを研究。日本各地、中国などをフィールドワーク。書籍の出版やワークショップ、展覧会などを通して私たちの今の暮らしの中に活かす活動を続ける。「知る、やってみる、問い続ける」をモットーに、旧暦の日取りで行う実験的なワークショップ「旧暦カフェ」を主宰。

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