おしらせ

1/21 『もふもふの動物ブローチを作ろう』松尾曜子/布や糸の作家 フォトレポート

ノッティング織とは、縦糸に毛糸を絡ませるようにして毛足を長く織ることのできる技法です。
ある程度の量感のある毛束を使って網目をつくるため、ボリューム感のある仕上がりになる特徴があります。
今回のアートスクールでは、ノッティング織の特徴を生かして、小さな織り機を使ってもふもふの動物をつくります。

先生が用意してくれた毛糸は、見ているだけで気持ちが柔らかくなるくらい、ふわふわモフモフ。
ひつじの原毛を機械ではなく手紡ぎで毛糸にしているから、空気を含んだ柔らかい質感になるそうです。

毛糸を眺めながら、どんな動物を作ろうか簡単にスケッチをしたら、いよいよノッティング織に挑戦してみます。
まずは先生が大きな模型を使って編み方の基本をレクチャーしてくれました。
”2本の縦糸に、8本の毛糸を絡ませる”、とてもシンプルな作業ですが、手のひらサイズの小さな織り機に、もふもふの毛糸を綺麗に絡ませていくのは、とっても難しい!
最初は、混乱しながらやり直したり、質問したり、手が止まってしまう子もいましたが、1時間くらい集中して作業を進めると、みんながコツを掴んで黙々と織を進めていくことができるようになりました。

2種類の白い毛糸を混ぜて、味わいのある白を表現してみる子がいたり、
自分のお家のわんちゃんの色を真似してつくってみた、という子も!

目と鼻をつけたら、最後はトリマーさんのようにハサミでボサボサの毛をきれいに整えます。
きれいに整った毛の表面をなでると、ほんものの動物みたいにふわふわ。
みんなの手のひらの中に、世界にひとつだけの宝物が生まれました。

 

      

2024/01/25|アートスクール