『描いて、彫って、組む。動物のかたち』長雪恵/美術家 フォトレポート
学校の授業では、彫ったものを版として使う木版画。
今回は、美術家の長雪恵さんを講師にお迎えして、彫ったそのものを作品として完成させる「木彩画」のワークショップを行いました。
長さんは、自身の作品を解体し、その一部を新たな作品へと生まれ変わらせながら制作されています。
ひとつの作品が終わりではなく、姿を変えながらつながっていく。
そんな長さんならではのものづくりのなかで生まれた作品も目の当たりにしながら、それぞれの作業へ。
家族の一員であるウサギや、写真集の中でふと目が合ったフクロウ。
偶然親子でリンクした海の生きものたち。
思い思いに主役となる動物を決め、のびのびと描いていきます。
色付けまでできたら、彫刻刀を手に木を彫り進めます。
毛並みや羽の流れ、輪郭を少しずつ刻んでいくと、絵画でも、版画でもない新鮮なテクスチャーが現れます。
主役の動物たちを彩るのは、長さんがこれまで制作してきたもののかけらたち。
さまざまな色や柄の断片の中から、その時の気持ちに重なるものを選び取っていきます。
さらに、切り落とされた余白もまた大切な素材として作品に取り入れます。
制作の過程で生まれたものとの偶然の組み合わせを楽しみながらコラージュを重ね、
新たなかたちへと変化させていきました。
木の生命力を受け取り、彫刻刀を道具としてではなく自分を表現する「筆」として使ってみる体験。
長さんと参加者のみなさん、それぞれの記憶や気持ちが重なり、新しい風景が立ち上がるような時間となりました。













2026/06/04|アートスクール




























































