おしらせ

『COEXIST共に生きる』二木あい / 水族表現家 フォトレポート

水中と陸上、1つの人生で2つの世界を行き来している水族表現家であり、フリーダイビングで公式ギネス世界新記録を2種樹立されている二木あいさんをお招きし、水中世界に想いを馳せる時間を過ごしました。

ワニにマッサージをしたエピソードや、クジラの上を泳いだ時に感じた振動のお話、ザトウクジラは雄だけが歌を奏で、その歌にも流行りがあるそうな‥‥‥‥常人には知りえぬ世界が水中には広がっており、お写真と共に興味深いお話に聞き入り、あっという間に時間が過ぎ去っていきました。

身体に取り入れるものにも気を使われているとの事でしたので、景丘の家から徒歩3分の場所にある、あいさんのご友人が営まれているSunshine juice EBISUさんより3種類のジュースをご用意させて頂きました。

時間が経つにつれ、参加者の皆さんから質問が投げかけられ、刺激と反応で成り立つコミニケーションが繰り広げられる形となり、相互性や水平性を保ったアートスクールとして場が深まっていったように感じました。
 
全ての命が主の保存というたった一つの生命原理に従って生きていること。
種は違えども心は通い合えること。
人間中心ではなく、地球に生きるものとして、分け隔てなく種の枠を超えてつながり、
そして触れ合うこと。
自然を愛でる心、すなわちそれは自分に優しくあること。
人と比べず、自分に出来ることをとことん突き詰め行動に移すこと。
自分と会話、対話すること。
 
思考や感覚の軸を今におき、余計なことに心奪われず、今に集中し、意識を上げて自分で自分を生きること。
 
太陽の様に眩しい笑顔のあいさんから発せられるメッセージは、温かくも鋭くもあり、私たちも自然界の一員として生きていくこと‥‥‥‥を改めて考えさせてくださるものでした。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024/06/06|アートスクール

『このかべどうする?』二歩/「絵本×学び」をテーマにしたユニット フォトレポート

消しゴムくらいの背丈のぼくの前にそびえる、ノートより高い壁。
どうしてもまっすぐ進みたいぼくは、壁のむこうへ進む方法をいろいろ考えます。

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『このかべどうする?』は二歩さんの出版された絵本。
二歩のにしむらさんと星さんのお二人をおまねきし、みんなで『壁』を超える方法を考えました。

まずは絵本の読み聞かせをしていただきました。

おはなしが進んでいき、主人公の少年が壁にぶつかるや否や、
突然、みんなよりずっとずっと大きい巨大な画用紙でできた「壁」が、どこからともなく登場しました。

“今日のお題であり問題のこの壁。”

そびえたつ壁を一旦床へおき、みんなで超える方法を考えます。
二歩のお二人のサポートでこどもたちは豊かな発想で思いつくまま想像を膨らませます。

「私はカメレオンに乗ってくよ。」
「実は、ここの壁の模様がエレベーターのボタンなんだ。」
「滑車をつけたら登れるよ!」
思い思いにペンやクレヨンを全身を使い夢中になって動かします。

さあ、最後はもう一度、壁を立たせてみよう。
最初は大きな壁に驚いたけれど、もうそれぞれに超え方を知っているから大丈夫。
想像の羽を広げピョーンと軽々しく超えていきます。

これから、さまざま壁がみんなの前に立ちはだかることがあるでしょう。
みんなの自由で柔軟な発想があればもっと大きな壁もきっと超えていける。
壁を超える答えはひとつじゃない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024/06/02|アートスクール

『土遊びのメソッド』 榎本留衣/アーティスト・左官職人 フォトレポート

「土」と「砂」の決定的な違い、みなさんは答えられますか?

左官職人の先生が普段お仕事で使っているカラフルで様々な土、そしてこどもたちが持ち寄った土を見比べながら、日本全国には地方によってそれぞれ特徴のある土が分布していることを教えてもらいました。
そして、東京にある多くの土が”黒ボク土”であること、こどもたちが持ち寄った土もみんな”黒ボク土”であることが発覚!東京の土は黒っぽいんだ、という発見がありました。

先生が持ってきた色鮮やかな土は、関西で取れるものが多いそう。見た目の美しさと、さらさら、すべすべの質感に、みんな夢中になりました。

次に、左官のお仕事では、土に砂と藁と水を混ぜ合わせて、強度を高めて建物を作る技術があることを教えてもらい、みんなで実践してみました。

公園で泥団子をつくるときにも、幾つかの素材を混ぜ合わせることで、硬くて丈夫な泥団子ができそうです。左官職人のお仕事には、土遊びに応用できるメソッドがつまっているようです!

カラフルな土をコラージュするように、コテでパネルに塗りつけていくと、素敵な作品が出来上がりました。

さて、最後になりましたが「土」と「砂」の決定的な違いは、「生物や植物の死骸が含まれているかどうか」です。地球には生き物がいるから土があり、土にまつわる様々な物語が生まれるのですね。どこかに出かけた際には、ぜひどんな土があるのかも気にしてみてくださいね。

2024/05/22|アートスクール

『Let’s leather braiding! 革を編んでキーホルダーを作ろう』 asacohoriguchi ホリグチアサコ/革職人 フォトレポート

バッグや衣服、アクセサリーなどに使われている革は、
私たちがお肉として食べている動物の余った部分=副産物としてとられています。

命の一部をいただいていることを子どもたちにも知ってほしいと、
今回、革職人のホリグチアサコ先生が、大きな大きな牛の革を持ってきてくださいました。
テーブルいっぱいに広げて“これはなんの動物の革でしょうかクイズ”をすると、
「カバ!」「…うし?」と、思ったよりも早く答えが出てきました。
ほかにも、ヘビやオオトカゲ、羽の毛穴が特徴的なダチョウの革も見て触って、
布と革との違いについても学んでから、キーホルダー作りが始まりました。

革を編むことは初めての子どもたち。
意外に力がいるらしく、小さい子は「ふ〜」と時々疲れた声を漏らしながら、
みんな真剣な顔で最後まで編んでいきます。

編み終わったら、金具で輪っか状に留める作業へ。
金槌で打って仕上げるのですが、大人でも金槌を使うことはほとんどないくらいですから、
子どもたちもこれにはみんなドキドキ顔。
慎重に何度もコンコンと優しく叩く子や、叩く場所がズレてヒヤッとする子、
金槌が得意な子とさまざまでした。

最後に、ハートと星型に革を型抜いてキーリングにプラスしたら完成です。
カラフルな革から好きな色を選び、型抜きへ…
そしてここから、子どもたちの特別エキサイトな時間が始まりました。

先生が持ち込んでくださった型抜きの機械は、
可愛らしい見た目とは裏腹にかなり力が必要な代物。
特に小さい子は、全体重をかけて、足を浮かせながら頑張って型抜いていきます。
何度やっても型抜けず、ふーふー言いながら頑張る子どもたち。
大人が「仕上げやってあげようか?」と声をかけると、
「わたしが最後までやる!」と、チャレンジャーの姿勢で頑張り続けました。

小さな革職人たちが頑張って作ったキーホルダーも、命の一部をいただいて作ったもの。
長く大切に使ってもらえると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024/05/04|アートスクール

『縄文時代にタイムスリップ。 野菜と魚を使って土器料理体験をしてみよう!』西川太一/SAIME店主 フォトレポート

土器とは、縄文時代から使用されている粘土を焼き固めた容器を指します。現代の生活ではほとんど使われなくなりました。
そんな土器を使い料理を提供している『SAIME』から店主・西川さんをお招きしました。

今日用意してくださった食材は「大浦ごぼう」「新玉ねぎ」「鯵」の3種類。
景丘の囲炉裏で土器の中に食材を入れ炭でじっくり火を入れます。

鯵は西川さんに教えていただき1人1尾ずつさばき、笹の葉で包みます。
初めて自分で魚をさばいた。という子もいて、みんなとても一生懸命に取り組んでいました。

そして、3時間ほどの長い長い火入れが終わり、囲炉裏を囲みいただきます。
新玉ねぎは弾けるような甘味と食感。大浦ごぼうは噛み締めるたびに大地の香りが口いっぱいに広がります。鯵は笹の香りが移り、ふっくらとした口どけがたまりません。

前日から仕込んでくださった、古代米の入った玄米粥も一緒にいただきました。
コックリとした舌触りで、魚の出汁で炊かれた粥はじんわりとそのまま体に染み込んでいきます。

子どもも大人も、食材それぞれの持つ本来の味わいを全身で感じとっているようでした。
 
私たちの普段の生活では食べることは当たり前すぎて、
都度それぞれの食材に向き合い味わっていくことは意識しなければ難しい。

“こだわりを持った食材をシンプルな形で食べること。”
この経験が、「美味しさとは何か。」と改めて私たちに考えるきっかけをくれたように思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024/05/03|アートスクール