おしらせ

11/26『大きなとびだす絵本「たべるのだあれ?」を作ろう』すぎはら けいたろう / 絵本作家・グラフィックデザイナー フォトレポート

一枚の紙を切って、折って、塗って。
出来上がったのは大きな大きな飛び出す絵本!

今日は、絵本作家であり、グラフィックデザイナーでもあるすぎはらけいたろうさんと、大きな大きな飛び出す絵本をつくりました。

紙に切れ込みて作る”飛び出すしかけ”を教わった後、
参加者それぞれが実際に大きな画用紙に切れ込みをいれてしかけをつくり、そこから見えてくる世界をみんなで想像してみました。

「これは犬が何か食べているように見える!」
「かばかな、いや、おおかみが走ってる感じかな。」

しかけをパタパタとめくりながらこどもたちが想像を巡らせていると、すぎはらさんがひとりひとりの想像を丁寧に読み解きながら質問を重ねていきます。

「ここはどんな場所かな?」
「どんな食べ物が好きな子なのかな?」

すぎはらさんの問いに応える形で、こどもたちが下書きなしで自由に絵筆を走らせました。こどもたちの空想の世界がどんどん広がり、想像を超える飛び出す絵本『みんなで たべるのだあれ』が完成!

出来上がった絵本の中にいるのは、6匹の動物たち。みんなとってもいきいきとして楽しそうな表情です。

みんなでつくった『みんなで たべるのだあれ』は景丘の家1Fの囲炉裏スペースにしばらく設置します。
ご来館の際には是非、世界でたった一冊の飛び出す絵本をめくってみてください。
その迫力にきっと驚かされるはずです。

 

2022/11/26|アートスクール

11/20『ドジョウとうなぎ』白鳥翔大 / アントシカダシェフ フォトレポート

今日は、動物・植物・虫への分け隔てない愛情と探求をテーマとしている
「アントシカダ」のシェフ白鳥翔大さんと一緒に栄養たっぷりの江戸前&精進料理を作りました。

まずは生きたドジョウを手で捕まえてお酒の入った鍋に移します。
初めての体験に大騒ぎするこどもたちと、酔っ払っていくドジョウたち。
このドジョウを食べるんだよと伝えると驚く子どもたちの声が響きました。

ゴボウと山芋をすってペーストにしたものを広げ、スパチュラを使ってうなぎの骨を描きます。
誰が上手に描けるかの勝負が密かに繰り広げられ、子どもたちは職人の顔つきで慎重に骨を仕上げました。

ドジョウの春巻きとゴボウと山芋の鰻仕立ての香ばしい匂いとともに「おなかすいた〜」という声が聞こえてきました。

料理が出来上がったら、囲炉裏を囲んでいただきます。
あさりのお味噌汁とかまどで炊いたご飯も一緒です。

あたたかいご飯と「美味しいね」という声が囲炉裏を包み、心も身体もぽかぽかなワークショップになりました。

2022/11/23|アートスクール

11/5『いしのこえ』MATHRAX フォトレポート

『いしのこえ』を聞いたことはありますか?

少し不思議な響きですが、ネイティブアメリカンの厳しい自然を生き抜く知恵として、「石の声を聴く」という技術を身につけたという逸話があるそうです。

今日は、MATHRAX(マスラックス)さんと一緒に、石や木などの自然物に電子回路を組み合わせ、
石にふれると『いしのこえ』が聞こえる作品づくりを行いました。

慣れない工具を扱いながら、一生懸命にもくもくと配線を繋げます。
なかでも「半田ごて」を使った工程では、レクチャーのあと、全員が空中で練習を繰り返してから本番に挑みました。

できあがったオブジェからは本当に綺麗な音が「ぽろんぽろんっ」と部屋中に響き渡り、
「綺麗な音だね。」と笑顔があふれました。

いつもの道端や公園で見る石とは少し違う、身近なものとの新しい関係性が生まれる、そんなワークショップになりました。

2022/11/06|アートスクール

11/3 『フォトグラム-暗室でカメラを使わない写真をつくろう-』東京都写真美術館 フォトレポート 

フォトグラムってなんだろう?
カメラを使わずに写真を撮るってどんな方法?

そんな想いを胸に東京都写真美術館へ向かいました。
初めて入る広い暗室。
見たことのない機械や液体がたくさん並んでいて、
これから始まる現像体験にみんなワクワクです。

どんな感じに映るかな?どんな影ができるかな?と想像しながら、
印画紙の上に写したいものを並べます。

現像液に浸し、浮かび上がった白黒の陰影に自然と声があがりました。
光と影が作り出すコントラストからは、身の回りにあるものの見え方も変わり、
現像の不思議さとおもしろさを体験しました。
出来上がった写真は「ずっと大切にする!」と、自分だけの宝物ができました。

2022/11/03|アートスクール