12/23『しめ飾りワークショップ「鳥お飾り」を作ろう』ことほき(安藤健浩)/しめかざりプロジェクトフォトレポート
今回の稲も夏の時期に手作業で収穫した、穂が出る前のまだ青さの残る美しい稲を用意してくださいました。
















2023/12/27|アートスクール
2023/12/27|アートスクール
12月も半ば。
もうすぐクリスマスなので、毛糸人形のオーナメントを作りました。
人形作家の山上かさねさんが、ドイツのクリスマス人形をアレンジして作られた、
ふわふわの可愛い毛糸人形です。今回は赤と白の人形を1体ずつ作りました。
材料はふっくらした毛糸と、お顔用のくるみボタン。毛糸をくるくる巻いて、
ぎゅっと結んでハサミで整えると、毛糸玉が人形になってきました。
くるみボタンにペンでお顔を描き、頬にトントンほんのり赤みをのせると、ぐっと可愛らしくなります。
このお顔を人形に貼り付けたら完成です。
巻く回数を数えながら巻いたり、やわらかい毛糸をなでて整えたり、器用にハサミで毛糸を切ったり、少し緊張しながらそっとお顔を描いたり。手の中のあたたかな毛糸人形を見つめる表情はとても優しく、笑顔があふれる穏やかな時間が流れていました。
どんなお顔がいいかたくさん描いてイメージしてみたり「こっちの赤い子がスカートで、白い子はズボン」と衣裳を決めたり、毛糸のリボンで飾ったり、前髪をつけてみたり、みんな自由な発想でアレンジを楽しみ、自分だけの人形を作っていました。
「家でまた作ってみます」、「飾って楽しみます」など、嬉しい言葉をたくさんいただきました。
ひとつひとつの作業に時間をかけて丁寧に作られた人形たちは、
みんな優しそうで、なんだか作った子どもたちの顔にもよく似ていました。
メリークリスマス!よいクリスマスをお過ごしください。
2023/12/19|アートスクール
お正月や端午の節句におなじみの凧。近年は凧揚げ禁止の場所も増えていますが、それでも「凧を揚げたことのある人?」と聞くと、ほとんどの子に経験があるようです。
今日の講師は日本橋にある「凧の博物館」の福岡正巳さんです。はじめに福岡さんが、和凧の歴史を紹介してくれました。もともと「イカ」と呼ばれていたものが、江戸時代に禁止令が出たため、「イカではなくタコだ」となった、という説があるそうです。
今日は代表的な和凧「角凧」を作ります。白い和紙には自由に絵を描くことができますが、今日は長崎のオランダ船が掲げていた旗がルーツの「ハタ」の伝統意匠を用意しました。「一の字」「肩蒲鉾」「堅饅頭」「鹿の角」など、力強く抽象化された文様です。こちらを参考に、オリジナルの凧を描きましょう。
「大きく描いてほしいです」と福岡さん。空高く揚がった凧でもよく見えるように、大胆に描くのが良さそうです。
好きな色の絵の具をパレットに並べ、図柄をデザインしていきます。流水と紅葉の「龍田川」をアレンジしたり、いくつかの柄を組み合わせたり、不思議な曲線は「バスケットボール文様です!」と、みなさんすばらしい造形力。
絵付が完成したら、竹ひごとタコ糸を使って、立体にします。うまく揚がりますようにと念じつつ、一つひとつの工程をていねいに進めていきます。最後に「しっぽ」をつけてできあがり!
今日は景丘の家近くの「サッポロ広場」を使わせていただき、実際に自分たちの凧を揚げることができました。糸を巻き付けて長さを調整し、スタンバイ。風が来るのを待ちきれないこどもたちは、みな元気に走り出します。
うまく風を捕まえれば、走らなくても揚がります。くるくる回ってしまうのは、しっぽが短いから。よく揚がるように実験するのも、和凧の醍醐味です。お家の近くでよい風の吹く広い場所を探して、また揚げてみてくださいね。
2023/12/09|アートスクール