おしらせ

日本の郷土ごはん vol.2『新潟:笹寿司』 フォトレポート

【日本の郷土ごはんシリーズ】がはじまって、今回が2回目。
いろりを囲み、おいしいごはんをみんなでいただきます。

今日作るのは「新潟:笹寿司」。
新潟では笹の葉を使った料理が多く、笹団子や三角ちまき、笹もちなど笹の葉は新潟県民にとって、とても身近な存在です。
上越地方に「笹寿司」として広く伝わるこの郷土料理の由来は古く、越後の戦国武将・上杉謙信が川中島の合戦に出陣した際、
村人たちが笹の葉の上にご飯とおかずを一緒にのせて献上したのが始まりとされていて、地元では別名「謙信寿司」とも呼ばれているそうです。

さぁ、まずは笹の葉を折りましょう!
ツルツルしてる?ザラザラしてる?笹の葉っていい香り。。。
みんな真剣な目で話を聞きながら、笹を折っていきます。
一番最初に折ったものは、やや不格好だったけど4個、5個と折っていくうちに形もだんだん整って
あっという間に折り方も覚えてしまいました。

入れ物ができたら酢飯を詰めていきます。ポイントは葉の先の方へ薄く伸ばすようにすること。
具材は何があるのかな。
初めて作った桜でんぶはふんわり優しい甘さがとても美味しくて大人気。たけのこやごぼう、しいたけの含め煮、鮭やお味噌に紅生姜。
彩りきれいに、見た目にもおいしく色々な具材をのせていきました。

お出汁とお味噌の良い香りがしてきたら、みんな揃って「いただきます!」
笹の葉の香りがほんのりと移った酢飯が口いっぱいに広がり、お野菜の酸味や甘味も後から追いかけてきます。
笹の葉には抗菌や防腐の作用もあるのですよ。是非また、おうちでも作ってくれたら嬉しいな。

“みんなでつくって、みんなで食べる”
今回もみんなといろりを囲んで食べたごはんは、何にも増しておいしい思い出となりました。
たくさんの方々のご協力でこども食堂を開催することができましたこと、心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/05/21|景丘の家・こども食堂