おしらせ

エディブルガーデンクラス「ぐるりのにわ」連続講座
『第一回ぐるりのにわをつくろう。たねをまこう。』 風間理紗/室礼家・ガーデンティーチャー フォトレポート

景丘の家の2階のテラスにエディブルガーデン「ぐるりのにわ」を作ります。
エディブルガーデンとは、野菜やハーブなど、食べられる植物を主として植えた庭のこと。
今回は、ガーデンティーチャーである風間理紗さんと一緒に“たねまき”をしました。

用意してくださった種は、4種類。大豆、カレンデュラ、ナスタチウム、マリーゴールド。
みんなでそれぞれの種を絵に描いて観察してみましょう。

ひとつひとつ個性豊かな形をしていて、
みんながよく知っている大豆のお豆、ぐるっと丸まっているもの、針のようなもの、しわしわのもの。
こんなに形が違うのに、土に植えると同じように芽を出すなんてとっても不思議ですね。

この種たちのふかふかのベッドになるプランターへ土を準備します。
芽を出すにはたくさんのお水が必要なので、土へたっぷり水分を含ませます。
たっぷり水を注いでも、少し掘り返してみるとカラカラの部分が出てきます。
みんなで手分けをし、手を使って混ぜながら満遍なく水をたっぷり含ませていきます。

ここまでの準備が整ったら、いよいよたねまきです。
割り箸で印をつけ、種さんたち頑張ってね。と優しく土の中へ。
これから暑い夏に向け、芽が出てぐんぐん成長することでしょう。

次回は、7/7(日)「かんさつとおみずやり〜私たちの大豆が育つために必要なものってなんだろう?」
フリープログラムで誰でも参加いただけます。
景丘の家の「ぐるりのにわ」で食べること、生きること、暮らすことについて考えてみませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024/06/26|アートスクール

『レコーディング体験をして音であそぼう!』成瀬つばさ/メディアアーティスト フォトレポート

レコーディングした自分の声って、普段聞いている自分の声とは少し違うので、まるで他人の声のような不思議な感覚になりますよね。
しかもその声が、瞬時にいろいろな声色や音階、テンポも変わっていったら・・・?これは自分?機械?
ますます自分ではない新しい自分に出会うようですね。

そんなちょっと不思議でおもしろい、音で遊べるメディア・アート作品「ラップムシ」を作られた成瀬つばささんに、録音した声をアプリに取り込むと簡単にラップが作れてしまうワークショップをしていただきました。

まずはラップムシでどういう遊びができるのか、成瀬さんが即興でビートを打ちながらラップを披露してくれます。
指のタップひとつでラップができるのですが、ここはさすが開発者。子気味いいタップで思わず拍手が沸きます。
ここからはさっそくみんなの出番です。
みんなでいっせいに「えびす〜!」と声を揃えてお試しレコーディング。はじめまして同士だけど、こどもも大人も声がぴったり。

この調子で、ひとりずつ録音したい好きなワードと絵を書いてもらい、レコーディングスタート!
なんでその言葉を選んだのかな?「すし!」「野球!」「かたな!」と、好きなものを録音したり、かわいらしい声で「このやろう!」という子もいたり、ダジャレまで飛び出しました。録音した音は、繋がっているキーボードで色々な音に変換されて遊ぶことができます。
もとは自分の声なんだけど、キーボードの弾き方しだいですごーく低くなったり、高い早口になったりするのでこどもたちは大笑い。

これらの音源を使ったラップってどんなのができるんだろう??
みんなの声をアプリに取り込んでいる間に、ワクワクしながらオリジナルキーホルダーを作って待ちます。
このキーホルダーにはQRコードが付いていて、スマホをかざすとレコーディングした声を収録した特別バージョンのラップムシで遊ぶことができます。

今日の自分を特別なキーホルダーに閉じ込める。令和のタイムカプセルになりそうですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024/06/22|アートスクール

『フィレレースを編んでみよう!』山本彌/繊維造形作家 フォトレポート

古代からが魚をとる網や生活の道具として編まれてきたフィレレース。

機械生産が主流になったことで、時間も費用もかかるレース編みは少なくなり、その作り方や技術を知る機会がなくなりつつあります。

「昔から伝わる技術をつなげていきたい」
その想いと共に、繊維造形作家の山本彌さんにフィレレースの編み方を教えていただきました。

フィレレースは網針と目板という細い板2本を使って編んでいきます。
専用の道具がなくても、竹や木で簡単に作れる網針と目板。
昔の人もそうやって編んでいたとのかと想像しながら、ひたすら編み方の練習です。

糸が絡まってしまい「最初からやり直しだ」とため息をつきながらも、諦めない。
通し忘れてた箇所からどんどんほつれる糸、それでも再挑戦。

シンプルな材料と道具、編み方は同じことの繰り返しではありながら、
糸を通す順序や糸の引き具合など、コツを掴むまでがなかなか難しいフィレレース。

「やっとコツを掴んできたぞ」という時にはもう終わりの時間。
2時間があっという間でみなさん驚かれるくらい、それぞれが集中して制作に没頭しました。

今回は、何かをつくるということよりも、その技法を知ることが一番の目的。

「難しいことがおもしろかった!」
自分で技術を習得し、手を動かし、その難しさに触れたからこそ、楽しさやおもしろさに気づく。
そんな有意義な時間となりました。

 

2024/06/20|アートスクール

『COEXIST共に生きる』二木あい / 水族表現家 フォトレポート

水中と陸上、1つの人生で2つの世界を行き来している水族表現家であり、フリーダイビングで公式ギネス世界新記録を2種樹立されている二木あいさんをお招きし、水中世界に想いを馳せる時間を過ごしました。
ワニにマッサージをしたエピソードや、クジラの上を泳いだ時に感じた振動のお話、ザトウクジラは雄だけが歌を奏で、その歌にも流行りがあるそうな‥‥‥‥常人には知りえぬ世界が水中には広がっており、お写真と共に興味深いお話に聞き入り、あっという間に時間が過ぎ去っていきました。

身体に取り入れるものにも気を使われているとの事でしたので、景丘の家から徒歩3分の場所にある、あいさんのご友人が営まれているSunshine juice EBISUさんより3種類のジュースをご用意させて頂きました。

時間が経つにつれ、参加者の皆さんから質問が投げかけられ、刺激と反応で成り立つコミニケーションが繰り広げられる形となり、相互性や水平性を保ったアートスクールとして場が深まっていったように感じました。

全ての命が主の保存というたった一つの生命原理に従って生きていること。
種は違えども心は通い合えること。

人間中心ではなく、地球に生きるものとして、分け隔てなく種の枠を超えてつながり、
そして触れ合うこと。
自然を愛でる心、すなわちそれは自分に優しくあること。
人と比べず、自分に出来ることをとことん突き詰め行動に移すこと。
自分と会話、対話すること。

思考や感覚の軸を今におき、余計なことに心奪われず、今に集中し、意識を上げて自分で自分を生きること。

太陽の様に眩しい笑顔のあいさんから発せられるメッセージは、温かくも鋭くもあり、私たちも自然界の一員として生きていくこと‥‥‥‥を改めて考えさせてくださるものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024/06/06|アートスクール

『このかべどうする?』二歩/「絵本×学び」をテーマにしたユニット フォトレポート

消しゴムくらいの背丈のぼくの前にそびえる、ノートより高い壁。
どうしてもまっすぐ進みたいぼくは、壁のむこうへ進む方法をいろいろ考えます。

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『このかべどうする?』は二歩さんの出版された絵本。
二歩のにしむらさんと星さんのお二人をおまねきし、みんなで『壁』を超える方法を考えました。

まずは絵本の読み聞かせをしていただきました。

おはなしが進んでいき、主人公の少年が壁にぶつかるや否や、
突然、みんなよりずっとずっと大きい巨大な画用紙でできた「壁」が、どこからともなく登場しました。

“今日のお題であり問題のこの壁。”

そびえたつ壁を一旦床へおき、みんなで超える方法を考えます。
二歩のお二人のサポートでこどもたちは豊かな発想で思いつくまま想像を膨らませます。

「私はカメレオンに乗ってくよ。」
「実は、ここの壁の模様がエレベーターのボタンなんだ。」
「滑車をつけたら登れるよ!」
思い思いにペンやクレヨンを全身を使い夢中になって動かします。

さあ、最後はもう一度、壁を立たせてみよう。
最初は大きな壁に驚いたけれど、もうそれぞれに超え方を知っているから大丈夫。
想像の羽を広げピョーンと軽々しく超えていきます。

これから、さまざま壁がみんなの前に立ちはだかることがあるでしょう。
みんなの自由で柔軟な発想があればもっと大きな壁もきっと超えていける。
壁を超える答えはひとつじゃない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024/06/02|アートスクール