おしらせ

日本の郷土ごはん vol.21『栃木:ばっとう汁』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家こども食堂」。
年内最後となる今回は、栃木県です。
名物の「ばっとう汁」「茄子とインゲンの油味噌」「干瓢(かんぴょう)のごま酢あえ」を作りました。

「ばっとう汁」は栃木県北部の郷土料理。「小麦粉の生地をばっと引っ張って切る」動作から、ばっとう汁と呼ばれています。農村地域で手軽に作れる主食として親しまれてきました。
さぁ、まずは「ばっとう」作りに挑戦です。
しっかり練って寝かせておいた生地を、手でちぎっていきます。最初は「むずかしい!」と言っていた子も、少しずつコツをつかんで楽しそうに頑張ってくれました。
この「ばっとう」をたっぷりの野菜や豚肉と一緒に煮込み、栄養満点の温かい汁物に仕上げます。

次は茄子とインゲンを切ります。「こんなに切ったの、初めて!」と言いながら、丁寧に作業を進めるこどもたち。だしや味噌を加えて炒め煮たら、なんとも良い香り。お腹がすいてきました!

栃木県が全国一の生産量を誇る干瓢を使ったさっぱりとした副菜は、干瓢に千切りの野菜と油揚げを和えます。調味料とをしっかり混ぜ合わせたら、全3品が完成です!

かまどで炊いたご飯もふっくら炊きあがり。温かい空気に包まれながら、みんな揃って「いただきます!」

“みんなでつくって、みんなで食べる。”
「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力で今年も楽しくこども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

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今年もこのメンバーで「景丘の家・こども食堂」を走り切ることができました!
いつも細やかにサポートくださるボランティアさんたちに心からの感謝を。

2024/12/22|景丘の家・こども食堂