日本の郷土ごはん vol.17『山形:芋煮』フォトレポート
【日本の郷土ごはんシリーズ】第17弾は山形県です。
夏休みも終盤。日焼けした笑顔で集まってくれたこどもたちと、「芋煮」「玉こんにゃく」「菊のおひたし」「だし」をつくりました。
山形の郷土料理といえば真っ先に思いつくのが「芋煮」です。里芋の収穫期に家族や仲間と大勢で楽しんだり、学校や地域の行事などあちこちで「芋煮会」が開かれたり。9月中旬の「日本一の芋煮会フェスティバル」はニュースにも登場するので、みなさんも目にしたことがあるのでは?
まずはおひたし用の菊や芋煮用の野菜を手作業で下ごしらえ。食材のお勉強もしながら準備していく工程は驚きとワクワクがいっぱいで、みんな夢中で取り組んでくれます。
「だし」に使う夏野菜は細かくみじん切りに。総勢40人分なので、最初のうちは「切っても切っても終わらない」とつぶやく子もいましたが、「切るのが速くなってきた!」「みんなでやるとあっという間だね」とワイワイ調理する体験を楽しんでくれました。
芋煮は材料を順に入れたらグツグツと煮ていきます。何とも言えない良い匂いに、「絶対おかわりしたい」「お腹が空いてきた!」とみんなニコニコ。玉こんにゃくはお醤油をしっかりからめて焼き上げ、串にさしてきれいに並べましょう。黄色い菊のおひたしも、しっかり粘り気の出た「だし」も、完成です!
かまどのご飯もふっくらつややかに炊きあがり。今回も「おかわり!」の声が続出の美味しいひとときとなりました。
みんなでつくって、みんなで食べる。「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力で今月も楽しくこども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。
2024/08/22|景丘の家・こども食堂