『鳥獣戯画であそぼう 〜みて、おしゃべりして、墨絵を描こう』鮫島圭代/水墨画家・美術ライター、田辺梨絵/鑑賞ファシリテーター フォトレポート
誰でも一度は見たことがある「鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)」。
およそ900年前の平安時代に描かれた古い作品ですが、ウサギやカエルなど、動物たちの姿を人間のようにユーモラスに描いたその絵は今でもたくさんの人に親しまれています。
今日は、みて、おしゃべりして、墨絵を描いて、その魅力に迫っていきます!
まずは鳥獣戯画に登場する動物の中から、自分が気になる動物を選んで自己紹介。
「何をしているのかな?」「どんなことをお喋りしているんだろう?」という問いかけに、
みんなの想像力が爆発。それぞれの場面をつなげるようにたくさんの物語を創ってくれました。
勢いそのままに次は1つの場面をスクリーンに写してみんなでおしゃべり。
「この作品の中でどんなことが起こっているのかな?」という問いかけに、
「楽しく泳いでいる猿とウサギがいる!」
「あれ?お風呂で背中を流しているように見える猿とウサギもいるよ」
「ここは川?海?温泉?」
「季節はいつなんだろう?」と、見ればみるほど発見と疑問が生まれていきます。
次はいよいよ墨絵の時間。
鳥獣戯画に登場する動物たちは、細い線と太い線を組み合わせて描かれているからこそ、こんなに生き生きと見えるのだそう。筆ペンを使っていろいろな太さやかすれ具合の線を描く練習をした後は、みんなで見た作品に描かれていた水に飛び込むウサギの模写に挑戦!みなさん個性豊かな墨絵を描いてくれました。先生が用意してくれた長い和紙に、本物の絵巻のように物語を描いてくれた子も。
最後は自分の作品を持って記念撮影。
みて、おしゃべりして、墨絵を描いて、みんな鳥獣戯画とすっかり仲良くなれたようでした。



















2025/07/31|アートスクール
































































