『母となり、これから出会う 未来のわたし』渡貫淳子/ 元南極地域観測隊・調理師 フォトレポート
今回は、お母さんに焦点を当てたアートスクールを行いました。
参加にあたり、ご家族のスケジュールの調整や体調を管理してくださり、誠にありがとうございました。
元南極地域観測隊であり調理師『南極ではたらく かあちゃん、調理隊員になる』という本も出版されている、渡貫淳子さんをお招きしました。
家族を日本に残し、南極でお仕事をなさるに至った経緯や、現地での生活、また帰郷してからの心情や、環境に対しての向き合い方の変化など、様々なお話を伺い、あっという間の2時間でしたね。
30代で南極に想いを抱き、そこから12年間は家事育児、仕事ををこなしながら機会をうかがっていたようです。
ゆっくりと長い時間をかけて、大きな物事を成し遂げるって、そのパワーの根源はどこから来たのだろう…
南極でのキャベツや卵の保存方法、フードロスの問題、また余り物でのリメイク料理など、生活に活かせる知恵も教えて頂きました。
また、毎日のように家族の為にお料理を振る舞っているお母さんに、労いの気持ちを込めて、
ジャガイモと玉ねぎという、どのご家庭にもある具材を使い、お出汁の効いたスープを振る舞ってくださいました。
とにかく自分の人生なのだから、思い描いた未来を築いていけるのも自分、今出来ることに向き合い一つ一つこなしていくこと。
それから、子どもはいつか巣立つ日が来る!子育てには終わりがある。
現役お母さんの心に響くメッセージをたくさん頂くことができました。
渡貫さんの書籍には南極生活の面白エピソードがたくさん書かれているので、機会がある方は、是非ご覧になり、少し日常から離れた南極に想いを馳せてみてくださいね。
2025/02/28|アートスクール