日本の郷土ごはん vol.19『山口:つしま』フォトレポート
伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家こども食堂」。
今回は山口県の「つしま」「ちしゃなます」「柏椀(かしわん)」をつくりました。
「つしま」は東南部・周南地域に伝わる豆腐料理。
一見すると白和えのようですが、最初に豆腐を炒って使うので炒り豆腐に近い食感です。豆腐と具材のそれぞれを冷ましておき、最後に和えて仕上げるのが「つしま」の特徴。お豆腐を美味しく味わえる郷土料理として愛されています。
「ちしゃなます」は、在来野菜である「ちしゃ」を酢味噌でいただく、さっぱりとしたサラダです。
しらすや酢じめの魚などを一緒に和えることが多いそうですが、景丘の家では昔ながらのつくり方に挑戦。いりこの頭とはらわたを丁寧に取ってからパリパリになるまで煎り、粉末状にして使いました!
「柏椀」は、ハレの日の汁もの。
色々な具材を別々に用意してからお椀に盛り、秋深まる本日は温かいお汁で味わいました。
こどもたちの作業は今日も盛りだくさん。
サニーレタスを食べやすい大きさにちぎり、ゆで卵の殻をむいたかと思えば、ササミをそぎ切りしたり、野菜を程良い大きさに切ったり。茹でたり炒めたり、和えたり盛り付けたり。仕上げの行程も、みんなで協力して頑張りました。
「お料理って、やることがたくさんあるんだね」と笑顔で話してくれる子も。
これからは、おうちでのお手伝いももっと上手にできるはず!!
いつものようにいい匂いが充満して、「おなかすいた」「早く食べたい」とワクワクのこどもたち。
かまど飯も炊きあがりましたよ。みんなでいろりを囲んで、いただきます!
本日も素敵な笑顔と「おいしい!」の声に出会うことができました。
みんなでつくって、みんなで食べる。
「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力で今月も楽しくこども食堂を開催できました。
心より感謝申し上げます。
2024/10/26|景丘の家・こども食堂