おしらせ

日本の郷土ごはん vol.41『富山・とろろ昆布のおにぎり』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は富山県の「とろろ昆布のおにぎり」「いかと里芋の煮もの」「にざい」をつくりました。

富山県では、海苔の代わりにとろろ昆布をまぶしたおにぎりが、郷土の味として親しまれています。かつて北前船によって北海道から多くの昆布が運ばれたことから、昆布を使った食文化が根づいているのだとか。
「いかと里芋の煮もの」は、富山で一年を通して水揚げされるいかと、里芋をじっくり煮込んだ料理。里芋にいかのうま味が染み込んだ、しっかりとした味わいの一品です。

「にざい」は、大根やにんじん、ごぼうといった根菜類や油揚げ、こんにゃくなどを煮込み、味噌や醤油で味つけした具だくさんの汁もの。あずきを入れるのが特徴で、ほんのりとした甘みとやさしいコクが加わり、素朴ながらも滋味深い味わいです。

夏休み中のこどもたち、みんな元気に参加してくれました。まずは、にざい用の人参、大根、椎茸、ごぼう、油揚げ、ねぎなどを包丁で切る作業から。こんにゃくは、スプーンを使って食べやすい大きさにしていきます。小さい子も包丁を使わずにお手伝いできるため、参加されたお母さんから「いいですね。家でもやらせてみます」とうれしい声も。

おにぎりづくりも、楽しそうに挑戦。小さめの塩むすびをつくり、表面が隠れるほどたっぷりのとろろ昆布をまぶします。はじめは「難しい」とつぶやいていた子たちもどんどん上達し、三角に握れるように。
すべての料理が完成したら、みんなで配膳をします。とろろ昆布をたっぷりまとったおにぎりに、いかのうま味が染みた里芋の煮もの、根菜とあずきが入ったにざい。富山の食文化に触れながら、おいしく味わいました。
食後には、夏休みスペシャルとして、かき氷も! ひんやり冷たいデザートまで楽しみ、夏らしいこども食堂となりました。

みんなでつくって、みんなで食べる。
「大地を守る会」をはじめ、多くの方々のご協力のもとこども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026/08/27|景丘の家・こども食堂

日本の郷土ごはん vol.40『石川・みたま』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。今月は石川県の「みたま」「めった汁」「加賀太きゅうりのあんかけ」「なすのオランダ煮」をつくりました。

「みたま」は、黒豆ともち米を合わせたおこわです。白と黒の色合いが特徴で、石川県では昔から、建前や慶事、弔事、お盆など、人が集まるさまざまな機会に食べられてきました。

「めった汁」は、豚肉と野菜を煮込んだ味噌仕立て。「やたらめったら具を入れる」ことに由来するともいわれる、具だくさんの汁ものです。

さらに、金沢の伝統的な「加賀野菜」の一つである加賀太きゅうりを使ったあんかけと、なすを煮込んだ夏らしい家庭料理「なすのオランダ煮」を添えました。

こどもたちは今回も大活躍。まずは、めった汁に入れるにんじん、大根、しいたけ、ごぼう、ねぎなどを丁寧に切りそろえ、豚肉と一緒に煮込みます。最後に味噌を溶き入れ、野菜のうま味がたっぷり詰まった一杯に仕上げました。

大きくてずっしりとした加賀太きゅうりは、初めて目にする子が大半で、その立派な姿に興味津々。食べやすい大きさに切りそろえたら、煮干しと一緒にお鍋へ。鶏そぼろも加え、最後にとろみをつけて完成です。なすのオランダ煮も、お鍋でじっくりと煮て仕上げました。

もち米も炊き上がりました。熱々の状態で飯台に移し、しゃもじで切るように混ぜたあと、ふっくら蒸し上げた黒豆を加えます。黒豆だけで味見をするとほんのりとした塩味が気に入ったようで、「豆だけでもおいしい。早くごはんを食べたいな」と笑顔が広がりました。

すべて完成したら、みんなで協力して配膳をします。もちもちしておいしいみたまに、具だくさんのめった汁、夏野菜を使った二種のおかず。石川の食文化に触れながら、今回もおなかいっぱいになるまで味わいました。

今月は、株式会社ジャックスさんからたくさんのクッキーをご寄付いただき、こどもたちも大喜び! 食後においしく味わい、お土産にも持ち帰りました。いつもご支援いただきありがとうございます。

みんなでつくって、みんなで食べる。
今回も多くの方々のご協力のもと、こども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026/07/19|景丘の家・こども食堂

日本の郷土ごはん vol.39『岡山・蒜山おこわ』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく
「景丘の家 こども食堂」。

今月は岡山県の郷土料理「蒜山(ひるぜん)おこわ」「ばち汁」に、新鮮な生
野菜のサラダを添えていただきました。

「蒜山おこわ」は、岡山県北部の蒜山地域を代表する郷土料理。鶏肉や栗、根
菜、山菜など、たくさんの具材が入った豪華なおこわで、お祭りやお祝いの席
に欠かせない存在です。もち米のもちもちした食感に、具材のうま味、そして
栗のやさしい甘みが重なって、地域で長く親しまれてきました。
今回は、鶏肉、にんじん、ごぼう、干し椎茸、油揚げ、ふき、栗をたっぷり入
れて具沢山に炊き上げました。

「ばち汁」は、そうめん入りのやさしい汁もの。本来は、そうめんを製麺する
際にできる端の部分「ばち」を使ってつくることから、この名前で呼ばれてい
ます。今回は手に入りやすい普通のそうめんを半分に折って使いました。
こどもたちは今回も大活躍。蒜山おこわ用のふきやにんじんを丁寧に切りそろ
えたり、たくさんの具材を炒め煮にしたり。ごはんと合わせることを考えて少
し濃いめに味付けした具材は、味見の段階から「おいしい!」の声が続出。彩
りに添える絹さやも、へたを取って斜めの薄切りにし、ひとつひとつ丁寧に準
備しました。

ばち汁のほうは、玉ねぎは薄めのスライスに、大根やにんじんは細い千切りに、
青ねぎは小口切りに切り揃えました。これらをお鍋でコトコト煮て、醤油で味
付けをし、最後にそうめんを加えて仕上げます。温かいそうめんは初めてとい
う子も多かったようですが、「おうちでもつくってみたい」と大好評でした。
具材たっぷりの蒜山おこわに、やさしい味わいのばち汁、そしてみずみずしい
サラダ。岡山の豊かな食文化に触れながら、今回もおなかいっぱいになるまで
しっかり味わい、「おいしかった!」「おなかいっぱい!」の声がたくさん聞
こえてきました。

みんなでつくって、みんなで食べる。
今回も多くの方々のご協力のもと、こども食堂を開催することができました。
心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026/06/30|景丘の家・こども食堂

日本の郷土ごはん vol.38『神奈川・とん漬け』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は神奈川県の郷土料理「とん漬け」「けんちん汁」、そして季節のよもぎを使ったよもぎ団子をつくりました。

「とん漬け」は、厚木市の名物料理。特製味噌にじっくり漬け込み香ばしく焼き上げた、ごはんがすすむ一品です。その始まりは江戸時代末期ともいわれ、文明開化とともに豚肉文化が広まる中、養豚の盛んだった厚木地域を代表する料理として親しまれるようになりました。

「けんちん汁」は、鎌倉・建長寺が発祥といわれる精進料理。修行僧が落として崩れてしまった豆腐を無駄にせず、野菜と合わせて作った「建長汁」が由来ともいわれています。手で崩した豆腐とさまざまな根菜、きのこ類、こんにゃくなどを使った具だくさんの汁ものです。

そして今回は、景丘の家で展示中の旧暦行事に関連して、いただいたよもぎも味わいます。濃い緑が美しいよもぎをたっぷり練り込んだお団子に、きなこと白みつを添えて。野山の力をいただくような、春を感じるデザートです。

こどもたちはまず、切る作業に挑戦。にんじん、大根、れんこんなどの根菜類を丁寧に切り揃え、こんにゃくはスプーンでちぎります。豆腐はもちろん手で崩しました。たっぷりのごま油でじっくり炒め、椎茸のだし汁を加えたら、あとはじっくりコトコト。ごま油の香りと野菜のうま味が広がり、シンプルな醤油味だけでしみじみおいしい一椀に。

とん漬けは、味噌の香ばしさが広がる焼きの工程にチャレンジです。油がはねるのにドキドキしながらも、みんなでたくさんのお肉を焼き上げました。「これ一切れでごはん一膳いける!」という声も飛び出し、かまどで炊いたつやつやのごはんもどんどん進みましたよ。

神奈川の郷土料理と、季節の行事を感じられる香り豊かなよもぎ団子。今月も、食卓いっぱいに笑顔が広がる時間となりました。

“みんなでつくって、みんなで食べる。”

今回も多くの方々のご協力のもと、こども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026/05/27|景丘の家・こども食堂

日本の郷土ごはん vol.37『千葉・ごんじゅう』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は千葉県の郷土料理「ごんじゅう」「ふうかし」「チッコ豆腐」をつくりました。

「ごんじゅう」は、甘辛く煮た豚バラ肉と油揚げ、から煎りした鰹節を炊きたてごはんに混ぜたもの。古くは、出雲を目指してお参りに出かける人々が、道中の無事を願って出発の際に食べたといわれています。現在では伝統ある秋祭りで御輿担ぎの若衆に振る舞われるなど地域の行事とともに受け継がれ、担ぎ手が片手でも食べやすいようにおにぎりの形で親しまれています。

「ふうかし」は、あさりのうま味をたっぷり味わえる味噌汁。江戸時代、豊富にとれるあさりを運ぶ際、蒸かした後に出た汁に少量の味噌を加えて食べた“漁師の賄い料理”が始まりといわれています。シンプルながらも、あさりのだしがしっかり感じられる、滋味深い味わいです。

「チッコ豆腐」は、牛乳を沸騰直前まで温めてから酢を加え、水気を切って固めた、カッテージチーズのような一品。醤油でいただくのが一般的ですが、今回はオリーブオイルと塩の組み合わせも楽しんでみました。

こどもたちはまず、ごんじゅうに使う油揚げや豚肉を細かく切る作業から。煎った鰹節を手でほぐす作業も、「いいにおい!」と歓声を上げつつ丁寧に頑張りました。ふうかしでは、パカッと開くあさりの様子を楽しみながら調味し、おいしい味噌汁に仕上げていきます。

そして今回のクライマックスは、おにぎりづくり。たっぷりの具を混ぜ合わせた熱々のごはんをひとつひとつ握る作業はなかなか大変でしたが、みんなで協力しながら、たくさんのおにぎりが出来上がりました。

すべての準備が整ったら、待ちに待った「いただきます!」。おいしいおにぎりと味噌汁をもりもり味わいました。手軽につくれるチッコ豆腐も「おうちでやってみたい!」という声が続出。千葉の豊かな食文化に触れながら、今月も笑顔あふれる時間がゆったりと流れていきました。

“みんなでつくって、みんなで食べる。”

今回も「大地を守る会」「ツルハグループ こども食堂ゆたかさ基金」をはじめ、多くの方々のご協力のもと、こども食堂を開催することができました。
心より感謝申し上げます。

2026/05/13|景丘の家・こども食堂