『ジュースで版画?キッチンリトグラフ』 早川佳歩/アーティスト 、イシダチハル/イラストレーター フォトレポート
版画というと、木を彫刻刀で彫る版画は学校でやったことのある子も多いかもしれません。
今日は、お家のキッチンにあるもので「リトグラフ」という版画をつくってみます。
リトグラフは水と油が弾く性質を使って印刷するもので、凸凹をつくらずに刷ることができます。
使うのは、「アルミホイル」 「コーラ」 「サラダ油」。 どれも馴染みのある身近なものたちですね。
アルミホイルに、サラダ油や、クレヨンで絵を描いて、シュワシュワのコーラにドボンとしたら、
コーラが、インクが付くところと、つかないところを教えてくれます。
ローラーでインクを乗せると、油で描いた見えなかった絵があらわれました。凸凹してないのに絵を描いたところだけにインクがつきました。
それを紙で刷りとったらキッチンリトグラフの完成です!
実験みたいな不思議な現象に、こどもも大人も興味津々です。
なんどもなんども、版が壊れるまでたくさん刷りました。
だんだんと絵が潰れてくるのも面白く、「何枚までできるかな?」と挑戦しました。
プリンターを使ったら、同じ絵を何枚もすぐに印刷することもできるけれど、
自分の手で一枚一枚、ちょっとずつ刷ると、それぞれに個性的で心のこもった素敵な絵が出来上がります。
お友達や大切な人にプレゼントするのもいいですね。
2024/04/24|アートスクール