おしらせ

8/6『親子でチクチク「背守り」を作ろう』下中 菜穂 / 造形作家 暮らしの手仕事・伝承行事研究 フォトレポート

着物の背中につけた小さな印。それが背守りです。私たちのご先祖さまたちは、よくないこと(病気や事故)は背中から入ってくると考えていました。背守りはそれらからこどもを守ってくれるものとして、こどもの健やかな成長への願いといっしょに、着物に縫い付けられてきました。
今日は、景丘の家の1Fサロンに旧暦のしつらえをご提案くださっている、伝承行事研究家下中さんに、背守りにこめられた意味、形の意味などを教えていただいて、好きな模様と色を選んで自分の背守りを作ります。
参加したこどもたち、お父さん、お母さんみんな無心でひと針ひと針形を作っていきました。
「無心で手を動かすことが、家族の無事を祈る時間になっているのかもしれないですね。」と下中さんのお話にみなさんうなずいていました。「お家に帰って、またやりたい!」の声。
ずーっと続いてきた、針と糸を使う手仕事と、命とともにつながれてきた、家族への愛情、命を大切に思う気持ちも教えていただいたアートスクールになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022/08/06|アートスクール