おしらせ

1/29 『水引飾りで愉しむ年中行事<節分>』田中杏奈 / 水引作家・講師 フォトレポート

もうすぐ節分です。

今日のアートスクールでは、日本の伝統文化である「水引」を使って鬼のモチーフを作りました。

日本の素晴らしい手仕事や伝統文化、人々の営みから生まれた習わしを、今のライフスタイルに寄り添った水引デザインで伝え残そうと様々な活動を行なっている田中杏奈先生を講師に迎えた今日のアートスクール。
季節を分けることを意味する「節分」のお話など、日本の四季や年中行事のお話も交えながら、学びと発見の多い時間になりました。

鬼のモチーフを作るために、まずクリアしなければならなかったのが水引の基本結びとも言われる「あわじ結び」。先生を囲んで結び方を教わりましたが…「こっちの端をもって、下を通して上を通して…」先生の説明に頭も手元もこんがらかるみなさん。それでもなんども繰り返し教わって、全員が綺麗なあわじ結びを結べるようになりました。

あわじ結びを応用して「菜の花結び」で鬼の顔部分を作ったら、棒に巻きつけてくるくると鬱巻き状にした水引と紙を切って作った鬼の角を貼り付けて、世界にたったひとつの鬼が完成。

どの作品もとても個性的で可愛らしく、そして優しさをまとっていて、とても豆をぶつけようとは思えない鬼さんばかりでした。

最後に田中先生が用意してくださった節分のお豆をテトラパックに入れて、制作した鬼のモチーフを取り付ければ、可愛らしい節分の豆入れ袋に。

家族全員分の豆入れを完成させた子もいれば、最高の一袋を作るために時間いっぱい細かく調整する子も。水引という伝統文化に触れながら、それぞれに手仕事を愉しむ楽しい時間になりました。

昔から、結びに願いや想いを込めて使われてきた水引。
誰かに気持ちを送りたい時、ぜひまた思い出して作ってみてほしいと思います。

 

2023/01/29|アートスクール