おしらせ

『石にも木にも魂が宿る「わたしのお地蔵さん」をつくろう』 下中菜穂/造形作家 伝承切り紙、行事研究 フォトレポート

景丘の家で「旧暦行事」の展示でもお世話になっている、下中さんをお招きして「わたしのお地蔵さん」をみんなでつくってみました。

まず、下中さんに各地域のお地蔵さんや守り神を紹介していただきました。
石でできたものから、藁でできたもの。名前も「お人形さん」 「門入道(もんにゅうどう)」 「田の神様(たのかんさあ)」などさまざまです。
中には、「化粧地蔵(けしょうじぞう)」といって、鮮やかな色が塗られたお地蔵さんで、こどもたちが年に一度洗って化粧を落とし、また新しい化粧を施すものもあるそうです。

用意してくださったたくさんの素材の中から好きなものを選びとり、さっそくお地蔵さんをつくってみます。

木、石、きのみ、植物の皮、貝、タネなど 形も種類もさまざまな自然物。色や形、重さ、温度も、一つ一つが個性的です。
ご先祖さまたちは、木や草、石までにも魂が宿ると考えてきました。
みんなは、それぞれの素材からインスピレーションを受け、それを形にしていきます。

そこに、今日みんなに持ってきてもらった「ひろったもの」たちもつけていきます。
自分に身近なものが加わって、なんだか親近感が湧いてきます。

出来上がったみんなのお地蔵さんたちは、
なんだか、あたたくおおらかで、優しそうなものたちばかり。

街角で見るお地蔵さんたちのように、
お家でれからみんなを見守ってくれる存在になってくれることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024/03/17|アートスクール