おしらせ

11/19『Dialogrum /ダイアログラム 日常の中にダイアローグ(対話)を取り入れよう』宮田尚幸/風と地と木合同会社代表 フォトレポート

ダイアローグとは北欧では教育の中に入り込んでいて、日常の中にあるコミュニケーション方法のひとつ。
相手の話に耳を傾け、深く知ることで、相手がどのような視点なのかが見え、そして自分自身の視点が見えてきます。

 

宮田さんの開催するダイアローグをするときにはいくつかの小さな約束があります。
例えば相手の意見を批判せず尊重する、話し終わるまで聞く、とにかく伝えてみる、聞いてみる、そして主語を私にする、などなど。
コミニュケーションそのものが目的であり、結論や解決策を出すことは目的ではないのです。

 

今日は講師に今日は講師に、デンマークに住む中でダイアローグ的なコミュニケーションにより生きづらさが解消されたという「風と地と木」代表の宮田尚幸さんをお迎えして、ダイアローグについてのお話を伺ったあと、小さなグループに分かれて語り合いました。

 

テーマは「愛着のあるもの」と「家族とは」。
それぞれのグループが4回席を入れ替えて、初対面の参加者と語り合いました。
初めは緊張していた方も相手の言葉に耳を傾け、自身も言葉を紡くことで、いままで気がつかなかった自分自身のこと知ることができたり。

 

1回目
まずはそれぞれが自分をなんと呼んでもらいたいか、そして今の気持ちを1人ずつ語るところから始まりました。

 

2回目
テーマは同じでもメンバーが変わると話題が少しずつ変化していきます。
そして自分自身の話す内容も少しずつ変わっていったようです。

 

3回目
参加者の方表情が少しずつリラックスしてきて、話が盛り上がります。

 

4回目
いままであまり積極的に参加できなかった方も少しずつ自分自身を出せるようになって。

 

最後には参加者の方の感想と今の気持ち、そしてダイアローグをどう思ったかを伺いました。
多くの気づきがあった、心をフラットにして話すことができた、家族や夫婦との対話に生かしたい、いつも自分が聞き手に徹しているけれど自分のことを話す良いきっかけになった、などの感想を聞くことができました。

 

北欧では小学校の頃からダイアローグをする授業があるのだそう。
ダイアローグできる場を多く持つことで、組織や個人の安心感が高まり自分らしさを育みます。

 

あらゆる関係性の中で活かせる方法であり、手段と言えるダイアローグ=対話を、
それぞれの日々の暮らしに少しずつ取り入れて行けますように。
         

2023/11/21|アートスクール