おしらせ

8/24『きみだけの手作りヘッドホンを作ろう!!』ソニー・太陽株式会社

磁石とコイルでどうして音がなるの?
みなさんは音の仕組みを知っていますか?

今回は、ソニー・太陽株式会社のみなさんにお越しいただき、磁石やコイル、ペットボトルなど身近なものを使ってヘッドホン作りを行いました。

まずは、肝心な耳に当てるイヤー部分づくり。
ペットボトルを切り、強力な磁石を貼り付け、銅線でコイルを巻きつけていきます。
講師の方々の丁寧なサポートで、みんな完成に近づいていきます。

これで音が聞こえるの?とみんな不思議そう。
そう、販売されているヘッドホンも仕組みは同じ。
コイルに電気が流れることによって空気が振動して音がなります。

音源をつないで、さぁ聞こえるかな?
音が流れた瞬間、その音質の良さに驚きました。

それもそのはず。
ソニー・太陽株式会社は、プロ用のオーディオ機器なども製作している会社で、
そこでは、ハンディキャップのある方々が多くの製作に携わられています。

今回、講師として来てくださった方々もハンディキャップをおもちのみなさんで、
音の仕組みを知るとともに、様々な個性のみなさんと関わりをもつ大切な時間になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/08/25|アートスクール

日本の郷土ごはん vol.5『大阪:かしわのすき焼き』 フォトレポート

【日本の郷土ごはんシリーズ】第5弾は大阪府です。
お盆最終日の8月16日、たくさんの元気な笑顔が景丘に集い、おいしい時間を過ごしました。

関西地方では鶏肉のことを「かしわ」と呼びます。今日のメニューはその「かしわ」を使ったすき焼きと、明治から大正にかけて大阪の商業中心地としてにぎわった問屋街で生まれた「船場汁」です。

まずはみんなで具材切りから始めます。
船場汁に入れる大根や、すき焼きに入れるお豆腐、椎茸などなど…。
包丁の使い方に気をつけながら頑張りました。
小さい子たちは白菜の葉を手でちぎってくれましたね。

具材が用意できたら、いくつものフライパンにわけて一気にかしわを焼きましょう。
同時に、船場汁の大きな鍋にも大根と鯖を入れてグツグツ煮ていきます。

こどもたちが見守るフライパンからは、かしわが焼ける香ばしい匂いがしてきました。プチプチはねる油だって、気にしない気にしない!!

お肉に焼き色がついたらほかの具材もきれいに並べていきましょう。
割り下を注いだら、具材それぞれを丁寧に煮ていきます。
どの具材にも味がしっかりしみ込むよう、お豆腐もひとつひとつ裏返して。。。

さぁ、かまどのご飯も炊きあがりましたよ!
みんなそろっていただきます!!

夏休みの今日はデザートにかき氷も用意しました。
梅のシロップをかけて、さっぱりひんやりおいしかったね。

おいしく楽しい夏の夜がにぎやかに過ぎていきました。

“みんなでつくって、みんなで食べる”
今月も「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力でこども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/08/18|景丘の家・こども食堂

8/12『伝える、作る、守る!歌舞伎の小道具』近藤真理子/藤浪小道具株式会社

歌舞伎のお芝居に欠かすことのできない小道具。

「わー、すごーい!」と最初に目を引いたのはイノシシの着ぐるみです。

竹で骨組みをつくり、その上に和紙、さらに布を貼る作り方は昔から変わらないんだよと、創業150年を超える老舗、藤浪小道具の近藤さんが普段見ることも触ることもない小道具の数々について教えてくださいました。

お芝居では、雨降りや夏の田畑の場面などの情景描写に使われる小道具もあります。

貝がらをこすり合わせると何の音に聞こえるかな?
よく聞いてみると「ケロケロ、ゲコゲコ」、「カエルだ!」とこどもたち。
ビーズの付いたうちわをゆらすと「パラッパラッ」と雨音に。
本当にその場面が目に浮かぶようです。

そして、小道具のなかには作り手の高齢化などにより貴重なものも。
雨具の一種、「蓑(みの)」もそのひとつ。
肩にかけると、とたんに江戸時代へタイムスリップしたみたいです。
近藤さん自ら、材料となるカヤの収穫や編むまでの作り方を習い、伝統的な小道具の保存にも取り組んでいます。
歌舞伎の裏側にたくさんの思いがつまっていることを知ると見方が広がりますね。

最後は自分で箔押しした根付をおみやげに、夏の思い出がまたひとつ増えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/08/16|アートスクール

8/11『ごみからタイルを作ろう!-100%食品廃棄物から作る新素材-』fabula 株式会社 フォトレポート

私たちが毎日食べている「食べ物」は、手元に届くまでの処理の過程や食べ残しなどで、その1/3がゴミとして捨てられてしまっています。
そのゴミを資源として、新しい素材へと加工することができたとしたら…?

今日は、fabula株式会社の松田さんと、食品から100%天然由来のタイルをつくる体験をしました。

並んでいるのは、色もテクスチャーも違うタイルたち。
これらはすべて食べ物からできています。
「カカオ」「白菜」「パスタ」「パン」「お茶っぱ」、身近な食材からこのタイルを作ることができます。
匂いをかぐと、その食べ物の香りが漂っていました。
はじめての体験にとても不思議な感覚です。

スライドを見ながら、食べ物以外にも金属やコンクリート、繊維など様々なゴミの問題や、
コンクリートの資源には限りがあり、その処理にはたくさんのCO2が出ることなどを教えていただきました。

環境に優しい素材として、食品廃棄物を、身近な物や建物に使っていけないか、ゆくゆくは非常食としても活用できないか。
将来、食品由来のタイルが当たり前のように使われている世界になっていてほしいとおっしゃっていました。

タイルは、食品を乾燥させた粉末を金型に入れ、プレス機で熱と圧をかけると出来上がります。
シンプルな作り方ですが、白菜でできたタイルはコンクリートの4倍の曲げ強度を持っているそうです。

今回は、セロリ、生姜、ゆずの3種類から素材を選び、小さなタイルをつくりました。
プレス機のジャッキを上下に動かし、熱と圧をかけて30秒ほどで完成。

この小さいタイルには fabulaさんの想いや技術がギュッとつまっています。
もしかしたら、食べ物で出来たおうちに住む未来もそう遠くはないかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/08/12|アートスクール

8/3『粉と水だけの自家製酵母で作るパン~はじめてのサワードゥブレッド』 真藤舞衣子 / 発酵研究・料理家 フォトレポート

「パン作りはやったことあるけど、自然発酵させた天然酵母のサワードゥで作るのは初めて」という参加者が多かった今回のプログラム。

まずは元種の匂いをかいでみましょう。
「わっ!少しすっぱい匂いがする!」と、こどもながらの素直な表現が飛び交いました。

そしてお水を入れ、底まで均一になるように混ぜていきます。

今回の講座では発酵種のサワードゥを育てる楽しさを知っていただく為、自宅に持ち帰っていただくので、保護者の方々からもたくさんの質問を受けました。
「今まで難しそうで手を出せないでいましたがこれを機会にしっかり育てていきます」とおっしゃる参加者も。

新しいことを知る、それが生活に生かせるって人生が豊かになり幸せなことですよね。

焼き上がったパンの中はふっくらもっちり、そして表面の皮(クラスト)の何とも香ばしく美味しいこと・・・
こねる代わりにじっくり時間をかけて発酵させるから、粉の持つおいしさを最大限に引き出すんだそうです。

是非お家でも焼いてみてくださいね!


 

2023/08/03|アートスクール