おしらせ

『妖精についてお話ししよう〜妖精づくりWS〜』ポンティ新平/妖精アーティスト フォトレポート

妖精アーティスト・ポンティ新平さんをお迎えし、
「妖精についてお話ししよう 〜妖精づくりワークショップ〜」を開催しました。

「あなたを守ってくれている妖精さんがいるってほんと?」

そんな不思議な問いかけから始まった今回のワークショップ。
新平さんが長年親しんできた妖精の世界のお話に耳を傾けました。
妖精はどんなところにいるの?どんな姿をしているの?

クイズを交えながら語られるお話に、参加者のみなさんは興味津々。
子どもたちも元気よく手を挙げながら、妖精の世界へと想像をふくらませていました。

お話のあとは、いよいよ妖精づくり。
木の実やドライフラワー、たくさんの自然素材の中から好きなものを選び、自分だけの妖精を形にしていきます。

どんな妖精にしようかな。
どんな性格かな。
どんなお話を持っているのかな。

子どもたちはもちろん、大人のみなさんも夢中になって手を動かし、それぞれの想像力を自由に表現していました。親子で相談しながら制作する姿や、新平さんと会話を楽しみながら作品を仕上げていく様子もとても印象的でした。

完成した妖精たちは、一体一体が個性豊か。
カラフルな妖精、動物のような妖精、どこか神秘的な妖精など、どれも世界にひとつだけの作品ばかりです。

最後には完成した妖精たちを並べて鑑賞会を開催。
ずらりと並んだ妖精たちはまるで小さな妖精の村のようで、会場からは自然と笑顔があふれていました。

目には見えなくても、そっと寄り添い見守ってくれているかもしれない存在。
そんな妖精たちに思いを巡らせながら、想像することの楽しさや創造する喜びをたっぷり味わえた時間となりました。

ご参加いただいたみなさま、そして素敵な妖精の世界を届けてくださったポンティ新平さん、ありがとうございました。

2026/05/31|アートスクール

『山の仕事と香りの体験』東京チェンソーズ/塚本壮二  森デリバリー担当・木育インストラクター フォトレポート

夏の気配が少しずつ近づいてきた週末、景丘の家には森の香りがゆっくりと広がっていきます。
この日お迎えしたのは、檜原村で林業や木工、森づくりに取り組む 東京チェンソーズ さん。
まずは、スライドや映像を見ながら、檜原村の森や林業についてのお話を伺いました。

「東京都にはどのくらい森林があるの?」
「村の森にはどんな動物が暮らしている?」
「木を間引くのはどうして必要なの?」
「丸太1本っていくらくらいするもの?」

そんな問いかけを、クイズ形式で楽しく投げかけてくれた、木育インストラクターの塚本さん。
子どもたちだけでなく、大人たちからも「えー!」「知らなかった!」という声がたくさんあがり、
景丘の家の中はいつの間にか、森の話題でいっぱいになっていました。

普段なかなか知る機会の少ない、森と人との関わり。
木を育て、手を入れ、暮らしへとつないでいく営みを、塚本さんがが丁寧に伝えてくださいました。

しっかりと森のお勉強をした後は、それぞれ丸太切りや香袋づくりへ。
ヒノキの丸太にのこぎりを入れるたび、切りたてならではの香りがふわっと広がり、思わず「いい香り!」という声が聞こえてきます。

子どもたちも大人も順番にのこぎりを握り、力を合わせながら丸太を切っていきました。
少しずつ見えてくる木の年輪。
木が育ってきた時間を、手のひらの感覚を通して感じるような時間でしたね。

おがくずを使った香袋づくりも、とても賑やか。
大きな箱いっぱいに入ったおがくずを袋に詰め、そこへ森の植物でできたアロマオイルを垂らしていきます。

おがくずは馬のベッドとして使われることもあるそう。
木の香りや調湿性など、森の恵みがさまざまな形で暮らしを支えていることも教えていただきました。

丸太も香袋も、それぞれのお土産に。
森へ出かけなくても、香りや手触りを通して、自然をぐっと近くに感じられたこの日の時間。
持ち帰った木の香りが、ふとした瞬間にこの日のことを思い出させてくれていたら嬉しく思います。

2026/05/31|アートスクール

日本の郷土ごはん vol.38『神奈川・とん漬け』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は神奈川県の郷土料理「とん漬け」「けんちん汁」、そして季節のよもぎを使ったよもぎ団子をつくりました。

「とん漬け」は、厚木市の名物料理。特製味噌にじっくり漬け込み香ばしく焼き上げた、ごはんがすすむ一品です。その始まりは江戸時代末期ともいわれ、文明開化とともに豚肉文化が広まる中、養豚の盛んだった厚木地域を代表する料理として親しまれるようになりました。

「けんちん汁」は、鎌倉・建長寺が発祥といわれる精進料理。修行僧が落として崩れてしまった豆腐を無駄にせず、野菜と合わせて作った「建長汁」が由来ともいわれています。手で崩した豆腐とさまざまな根菜、きのこ類、こんにゃくなどを使った具だくさんの汁ものです。

そして今回は、景丘の家で展示中の旧暦行事に関連して、いただいたよもぎも味わいます。濃い緑が美しいよもぎをたっぷり練り込んだお団子に、きなこと白みつを添えて。野山の力をいただくような、春を感じるデザートです。

こどもたちはまず、切る作業に挑戦。にんじん、大根、れんこんなどの根菜類を丁寧に切り揃え、こんにゃくはスプーンでちぎります。豆腐はもちろん手で崩しました。たっぷりのごま油でじっくり炒め、椎茸のだし汁を加えたら、あとはじっくりコトコト。ごま油の香りと野菜のうま味が広がり、シンプルな醤油味だけでしみじみおいしい一椀に。

とん漬けは、味噌の香ばしさが広がる焼きの工程にチャレンジです。油がはねるのにドキドキしながらも、みんなでたくさんのお肉を焼き上げました。「これ一切れでごはん一膳いける!」という声も飛び出し、かまどで炊いたつやつやのごはんもどんどん進みましたよ。

神奈川の郷土料理と、季節の行事を感じられる香り豊かなよもぎ団子。今月も、食卓いっぱいに笑顔が広がる時間となりました。

“みんなでつくって、みんなで食べる。”

今回も多くの方々のご協力のもと、こども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026/05/27|景丘の家・こども食堂

『詩のワークショップ「言葉を探す旅」』白井明大/詩人 フォトレポート

白井明大さんを講師にお迎えし、詩のワークショップ「言葉を探す旅」を開催しました。

「詩って何だろう?」
そんな問いかけから始まった今回のワークショップ。

詩に決まりはなく、感じたことを自由に言葉にしていいこと、
一人ひとりのなかに、その人だけの言葉がちゃんとあることを、
白井さんはやさしく伝えてくださいました。
まずは「言葉の準備体操」からスタート。
「5・7・5」のリズムで言葉を並べたり、思いついた言葉を自由に書き出したりしながら、
少しずつ自分の感覚に耳をすませていきます。

その後は、みんなで「せーの」で詩を書いてみる時間。
じっくり考える人、言葉をどんどん綴る人、
表現の仕方も書き上がる詩も十人十色です。

最後に「詩のリレー」も行い、
誰かの言葉に別の誰かが言葉を重ねながら、
思いがけない表現や景色が生まれていきました。
自分のなかにある気持ちや言葉に出会い、
それをそっと分かち合う、あたたかな時間となりました。

2026/05/13|アートスクール

日本の郷土ごはん vol.37『千葉・ごんじゅう』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は千葉県の郷土料理「ごんじゅう」「ふうかし」「チッコ豆腐」をつくりました。

「ごんじゅう」は、甘辛く煮た豚バラ肉と油揚げ、から煎りした鰹節を炊きたてごはんに混ぜたもの。古くは、出雲を目指してお参りに出かける人々が、道中の無事を願って出発の際に食べたといわれています。現在では伝統ある秋祭りで御輿担ぎの若衆に振る舞われるなど地域の行事とともに受け継がれ、担ぎ手が片手でも食べやすいようにおにぎりの形で親しまれています。

「ふうかし」は、あさりのうま味をたっぷり味わえる味噌汁。江戸時代、豊富にとれるあさりを運ぶ際、蒸かした後に出た汁に少量の味噌を加えて食べた“漁師の賄い料理”が始まりといわれています。シンプルながらも、あさりのだしがしっかり感じられる、滋味深い味わいです。

「チッコ豆腐」は、牛乳を沸騰直前まで温めてから酢を加え、水気を切って固めた、カッテージチーズのような一品。醤油でいただくのが一般的ですが、今回はオリーブオイルと塩の組み合わせも楽しんでみました。

こどもたちはまず、ごんじゅうに使う油揚げや豚肉を細かく切る作業から。煎った鰹節を手でほぐす作業も、「いいにおい!」と歓声を上げつつ丁寧に頑張りました。ふうかしでは、パカッと開くあさりの様子を楽しみながら調味し、おいしい味噌汁に仕上げていきます。

そして今回のクライマックスは、おにぎりづくり。たっぷりの具を混ぜ合わせた熱々のごはんをひとつひとつ握る作業はなかなか大変でしたが、みんなで協力しながら、たくさんのおにぎりが出来上がりました。

すべての準備が整ったら、待ちに待った「いただきます!」。おいしいおにぎりと味噌汁をもりもり味わいました。手軽につくれるチッコ豆腐も「おうちでやってみたい!」という声が続出。千葉の豊かな食文化に触れながら、今月も笑顔あふれる時間がゆったりと流れていきました。

“みんなでつくって、みんなで食べる。”

今回も「大地を守る会」「ツルハグループ こども食堂ゆたかさ基金」をはじめ、多くの方々のご協力のもと、こども食堂を開催することができました。
心より感謝申し上げます。

2026/05/13|景丘の家・こども食堂