おしらせ

日本の郷土ごはん vol.34 『香川:もっそうめし』 フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は香川県の郷土料理「もっそうめし」「まんばのけんちゃん」「さわさわ」をつくりました。

「もっそうめし」は、木製の型(物相/もっそう)に寿司飯や五目飯を詰めて抜いたもの。修行僧の精進料理がルーツで、一膳のごはんで全てを済ませるために考案されたとも言われます。今回は湯飲みを使って円柱型に抜いてみました。

「まんばのけんちゃん」は本来「まんば」という高菜の一種を使いますが、今回は東京でも手に入りやすい小松菜で代用します。煮干しや豆腐、油揚げなど栄養満点の食材を醤油で和えたシンプルな料理ですが、素材の旨みが感じられる副菜です。

「さわさわ」は細長く切ったこんにゃくが主役の、とろみのある汁もの。さらさら流し込める食感が訛って、この名になったとか。とろみの正体は片栗粉ではなく、すりおろしたさつまいも。仕上げにおろし生姜やねぎも添えて、冬にぴったりの一品に仕上げます。

こどもたちはまず包丁で油揚げや小松菜、にんじん、こんにゃくなの材料を切る作業からスタート。全員分なのでまるでお店のような量! でもみんな「やったー!いっぱい切れる」「どんどん上手になるよ!」とやる気満々です。

続いて、「もっそうめし」の具材を煮たり、「まんばのけんちゃん」をフライパンで炒めたり。具だくさんの「さわさわ」もじっくりと煮込んでいきました。「火を使う作業は初めて」という子も多く、ちょっぴりドキドキしながらも楽しそうな笑顔が広がります。

先ほど煮含めた具材を炊きたてご飯にしっかり混ぜ込んだら、おいしそうな3品が完成です!

香川の素朴でやさしい味わいに、食卓は誇らしげな笑顔と「おかわり!」の声に包まれました。

みんなでつくって、みんなで食べる──
2026年もたくさんの郷土料理と出会いながら、こどもたちと一緒に豊かな時間を育んでいけたらと思います。
今回も「大地を守る会」をはじめ、多くの方々のご協力のもと、こども食堂を開催できたことに心より感謝申し上げます。

 

2026/01/23|景丘の家・こども食堂