日本の郷土ごはん vol.28『福井・なまぐさ汁』フォトレポート
伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は福井県の郷土料理「なまぐさ汁」「長寿なます」「厚揚げ煮たの」、そしてご寄付いただいたスイカもデザートにいただきました。
「なまぐさ汁」は、福井県若狭地方に伝わる、焼き鯖が主役の具だくさん汁です。“なまぐさ”と聞くとちょっと驚いてしまいますが、生臭さはまったくなく、香ばしい焼き鯖と味噌の香りがふんわり漂う、やさしい味わいの一品です。
「長寿なます」は、細切りにした大根とにんじん、油揚げなどを、味噌や辛子で和えた一品。栄養豊富で「長生きできそうな」郷土料理として親しまれています。シャキッとした歯ざわりに、香ばしいすりごまがアクセント。こどもたちには辛子なしで用意しました。
「厚揚げ煮たの」は、その名のとおり、厚揚げをじっくり煮含めた素朴な煮物。だしのうま味がじゅわっと染み込んで、シンプルながらも食べごたえのある一品です。
この日は切るものが多く、みんなで手分けしながらテンポよく、でも丁寧に、さまざまな食材をカットしました。なまぐさ汁用の豆腐、ちくわ、かまぼこ、しいたけ、煮物用の厚揚げ、なます用の油揚げ….。ほかにも、すり鉢でごまをすったり、なますの大根とにんじんを大きなトレイの中で塩もみしてから水気をぎゅっとしぼったり、なまぐさ汁の具材をじっくり煮込んだり。
調理が進むたびに、いろんないい匂いが立ちのぼり、「早く食べたい!」「おなかすいた!」という声があちこちからあがるのは、いつもどおりの微笑ましい光景です。
かまどのごはんも、ふっくらおいしく炊きあがり、みんなで協力して配膳し、いろりの周りに食卓を整えます。
焼き鯖の香りが広がるなまぐさ汁と、やさしい味わいのおかずに、自然と笑顔がこぼれ、豊かな時間が流れていきました。もちろん、夏らしいスイカのデザートも、子どもたちに大好評でしたよ!
“みんなでつくって、みんなで食べる。”
今回も、「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力で、こども食堂を楽しく開催することができました。心より感謝申し上げます。



















2025/07/22|景丘の家・こども食堂
