おしらせ

「太陽の光といっしょに サイアノタイプで絵をかいてみよう」木下理子/美術作家 フォトレポート

サイアノタイプは、紫外線の力で青く変化する不思議な技法。200年ほど前からある写真の方法で「青写真」とも呼ばれています。
こどもたちにとってはちょっと珍しい技法。木下先生の作品を見て「藍染めかな?」とつぶやく声もありました。

まずは木下先生がやり方をレクチャー。
この日は少し曇り空だったので、青く変わるまでに8分ほどかかりました。
水で洗うと、光が当たったところは青く、影ができたところは白いまま。最初は「?」だった子どもたちも、実際にやってみるうちに仕組みがわかってきたようです。

今回は、透明のビニール袋に線を描いたり、紐やテープを重ねて影をつくったりして、オリジナルの絵を作成。
落ち葉や小さな植物、文房具など、たまたま近くにあったものを使う子もいて、自由な発想がいっぱい!
テープだけで表現した子、自然のものを無造作に置いた子、それぞれのこだわりや個性が光りました。

額に入れてみると、ぐっと大人っぽく、かっこいい作品に。
「見て見て!」と親御さんに見せる笑顔があふれていました。

夏の終わりの光をたっぷり浴びた、世界にひとつだけの作品。
おうちに飾って、ぜひ楽しんでもらえたらうれしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/09/30|アートスクール

日本の郷土ごはん vol.30『奈良・奈良茶飯』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。今月は奈良県の「奈良茶飯」「七色お和え」「蛸もみうり」と、お味噌汁をつくりました。

奈良といえば茶粥が有名で今でも日常食として親しまれていますが、今回の「奈良茶飯」は僧侶の食事として広まり、江戸時代には旅人にもてはやされたという伝統料理。今回は濃い目に煮出したほうじ茶でかまどご飯を炊き、大豆を加えて仕上げます。
「七色お和え」は真言宗のお供え料理のひとつ。なす、かぼちゃ、ごぼう、人参、いんげんなどの野菜を、たっぷりのすりごま、味噌、砂糖を混ぜた和え衣で和え、最後にみょうがを散らします。ごまの香りが食欲をそそり、七色の野菜が目にも鮮やかな一品です。
蛸もみうりは、塩もみしたきゅうりと薄切りの蛸をさっぱりといただく酢の物。田植えの終わり頃、田んぼの神様に感謝し、秋の豊作を祈る行事の際に食べられていた伝統料理です。なぜ蛸なのかというと、吸盤を持つ蛸にあやかって、お米の苗がしっかり大地に根付くように、という願いを込めたそう。昔からの料理は、由来もおもしろいですね。

野菜たっぷりの本日。こどもたちはまず、七色お和えのいろいろな野菜を手分けして切りそろえます。すべて別々に茹でて水気を切っておくので、ひとつ切り終えたらすぐに次の野菜と、こどもたちは大忙し。和え衣用のごまは、大きいすり鉢を使って作業します。プチプチはじける音や、香ばしくおいしそうな香りに「早く食べたい!」と歓声があがりました。

蛸もみうりのきゅうりと蛸も、なかなかの量。きゅうりは小口切りにしてから大きなボウルでしっかりと塩もみし、両手で水気をしっかり切ります。青々した色味がいっそう鮮やかになり、こどもたちも嬉しそう。生の蛸は弾力があり、薄切りにするのは大人でも難しい作業ですが、子どもたちは慎重に包丁を握り、真剣な表情で挑戦しました。

七色お和えと蛸もみうり、お味噌汁まで仕上げると、かまどではちょうど奈良茶飯が炊きあがりました。「いただきます!」の元気な声が響き、食卓は奈良伝統のおいしさに包まれました。とくに、香ばしいお茶の香りと大豆のほくほく感が楽しめる奈良茶飯の素朴なおいしさには、「おかわり」の声が続出でしたよ!
食後には、夏の名残を楽しむかき氷も登場。こどももおとなも、口いっぱいに広がるひんやり感を笑顔で楽しみました。
“みんなでつくって、みんなで食べる。”
今回も、「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力で、こども食堂を楽しく開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/09/27|景丘の家・こども食堂

『こども妖怪探偵団 出動せよ! 〜景丘の家にひそむ、ふしぎな “ようかい” をさがせ!〜』景丘の家 フォトレポート

演出家・劇作家の越智良江さん(おっちー)による、想像力を楽しむ演劇ワークショップ。
今回は、みんなで「妖怪探偵団」になって、景丘の家にひそむ妖怪を見つけたよ!

まずは探偵団の証となるバンダナをつけて、演劇の準備体操。
おっちーが”演出家”というお仕事についてゲームをしながら教えてくれました。
あ〜っという間にお話をつくって演劇にしちゃうおっちーに、みんなびっくり。

それから体を動かしたり、声を出したり、
演劇遊びでみんなの名前を知ったら、、、いよいよ探検です!

景丘の家のB1階から2階までを、
おっちー特製の不思議な双眼鏡を覗きながらよ〜く観察します。

「かき氷機がお喋りしてるかも、、」
「夜になったらベルが踊ってるかも!?」
「ロッカーに荷物が食べられちゃうかも〜」
「え、でも欲しいものに変えてくれるかも〜!」

探検隊は、どんどん新しい妖怪を発見。
おっちーや参加するおともだちとの言葉のキャッチボールで、
妖怪のイメージがどんどん膨らんでいきます。
探検のあとは、それぞれが発見した自分の妖怪を工作して、
みんなに紹介タイム。

「この妖怪とあの妖怪は友達かも!?」
「あの道具も妖怪に見えてきた!」

どの妖怪も、こどもたちそれぞれのアイディアやキャラクターが現れていて、
とっても魅力的でした。
朝から盛りだくさんのワークショップで疲れてくるところ、
お互いの発表を一生懸命聞いている様子も印象的でした。

越智さんは、
「”答えのない”世界でこどもたちが力を発揮するために、
大切なことのひとつが、想像力を育み、楽しむこと」
だとおっしゃいます。

そんな想像力を楽しむ種が蒔かれた、すてきなひとときでした。
みんなの想像力が創造力に変わっていく日が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/09/25|アートスクール

『テクノロジーとクラフトでつくる ちいさな木馬』江村史子/デザイナー フォトレポート

いつもこどもと暮らすインテリアに、テクノロジーとクラフトで
さまざまな彩りを提案してくださる、デザイナーの江村史子さんにお越しいただき、今回は「ちいさな木馬」をつくりました。

参加してくれたみんなは3歳〜5歳。
どの年齢でも使いやすく、それでいて成長や好みよって表情に違いが出る魔法のような画材で
自由に色を合わせ、今しか作れない素敵な木馬をつくっていきます。

アクリル絵の具を乗せて、ビー玉をコロコロ転がしたり
オイルステインをスタンプのようにトントンしたり
滑らかな描き心地のテンペラ絵の具をクルクルしたりー

組み上げて、デコレーションをしたら完成です。

弾けるように転がるビー玉の音にワクワクするお顔
たくさんの水で溶いた絵の具でテーブルをキラキラ輝かせながら
色の重なりに夢中になっているお顔
ドライヤーの風が楽しくて仕方ないお顔
組み上がった瞬間パッと明るくなったお顔
お気に入りの木馬をみんなに見てほしいお顔

どの工程でもみんなの表情が生き生きとしていて、とても素敵でした。

ちいさな木馬をお部屋に飾って、今日の楽しかった気持ちをときどき思い出してくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/09/24|アートスクール