おしらせ

『いろいろな紙を使っておいしいおにぎりを作ろう!』 田中千絵/デザイナー、NPO法人Chou・chou(シュ・シュ)理事 フォトレポート

グラフィックデザイナーとして日頃から様々な紙に触れている、田中千絵さんを講師にお迎えし、
紙工作のワークショップを行いました。今回のテーマは、みんな大好きなおにぎり!

色とりどりの模様や凹凸、光沢、触り心地や柔らかさなど、
カウンターとテーブルいっぱいに広げられた紙に、こどもも大人もワクワクが止まりません。

今回、田中さんが持ってきてくださった紙たちは、
紙のメーカー「株式会社竹尾」で既に廃盤になったものたち。
もう出会うことができない、紙たちです。

初めに、田中さんから普段のお仕事や紙の魅力について、わかりやすくお話をいただきました。
「ザラザラした質感の茶色の紙は、切るだけで唐揚げに!」
「ツルツルしたピンクの紙は、切るとソーセージに」
先生が作った具材の紹介に、みんなの想像力もどんどん膨らんでいきます。

お話が終わると、いよいよおにぎり作りがスタート!
いろんな色が混ざった紙を見て「ふりかけの混ぜ込みごはん」を作る子。
2種類の緑色の紙を使い分け、細部までこだわり抜いて「きゅうり」を作る子。
エビフライに唐揚げ……好きなものを全部詰め込んだ「スペシャルおにぎり」を作る子。

ひとつのおにぎりをじっくり作り込む子もいれば、
次から次へとたくさんのおにぎりを握る子もいます。
紙に向き合う姿勢も、完成したおにぎりも、十人十色です。

完成したおにぎりは、紙で作った特製の「笹の葉」にのせて、
みんなで見せ合いっこをしました。
「どんなおにぎりを作ったか」「作ってみてどうだったか」など、
お互いの作品を見ながら紹介していきます。

保護者の方からは、「持って帰った材料で、しばらくはおにぎり作りが続きそうです」
という嬉しいコメントもいただきました。

紙の触り心地や模様が、「美味しそう」に変わっていく時間。
個性豊かな作品がたくさん生まれた楽しいひとときになりました。

 


2026/04/15|アートスクール

「こどもの「からだ」に注目して、「こころ」に働きかける整体的子育て」山上亮/整体ボディワーカー フォトレポート

山上亮先生の整体的子育ては、こどもの「からだ」を通して「こころ」に寄り添う視点を大切にしています。その考え方には、お母さんの気持ちをふっと軽くしてくれるヒントがたくさん詰まっています。

こどもは、言葉にできない思いをからだで表現しています。気になる行動の背景にも、「気にかけてほしい」「触れてほしい」といったメッセージがあると捉えることが出来、そんなサインに気づいたときに大切なのは、五感を通してからだに働きかけること。

特に触れることは、こどもの安心感につながり、心が満たされることで自然と状態が整っていくのだそうです。

そして、家庭でできる簡単なお手当をいくつか実践しました。背中や股関節をゆるめるように優しく触れたり、からだをゆらしてあげることで緊張をほどいたり、耳鼻咽喉系や循環にも良い影響があるという、耳を揉んでリラックスを促したり。熱がこもっているときには、指を軽く引いてあげるなど、末端へのアプローチも有効なのだそう。

じつはお母さん自身のからだの状態も重要で、大人のからだがゆるむことで気持ちにも余裕が生まれ、その安心感はこどもにも伝わります。子育ての中で、お母さん自身が健やかであることは、こどもにとっても大きな支えとなることでしょう。

日々の暮らしの中で、からだに目を向けてやさしく関わること。その積み重ねが、こどもの「こころ」に届いていくという整体的子育て。今回も豊かな講座となりました。

2026/04/15|アートスクール

「杢目金(もくめがね)をやってみる 〜技術体験とペンダントトップづくり〜」星飛鳥 フォトレポート

工業彫刻家やプロダクトデザイナーなど、様々な肩書きを持つ星飛鳥さんを講師にお迎えして、杢目金(もくめがね)のワークショップを行いました。
杢目金とは、さまざまな金属を重ね合わせ、叩いたり削ったりすることで木目のような模様を生み出す、日本独自の伝統的な金工技法です。

今回は、この本来は高い技術が必要とされる加工に挑戦しました。

まずは長きにわたる歴史について、そして星さんの過去作品のお話を聞いたあと、それぞれの制作へ。
今回扱うのは銀と銅の2種類が合わさったもの。
はじめは銅一色の表面を、さまざまな大きさや太さのかなづちで、何度も丁寧に叩いていきます。

叩いては削る、地道な工程の中で、少しずつ自分だけの模様が浮かび上がってきます。

先生のお手本でははっきりと美しい模様が現れる一方で、実際にやってみるとなかなか思うようにはいかず、みなさん試行錯誤。
その中で、職人さんの技術のすごさを実感する時間にもなりました。

お子さんから大人まで、どの方も真剣に手元に向き合い、集中して作業を進めていきます。

荒削りの縁を整え、しっかりと磨き上げるとそれぞれオリジナルのネックレスやブレスレットが完成。
生まれた模様には、その人らしさがにじみ、世界にひとつだけの作品となりました。

つくる過程の難しさと面白さ、そして完成したときの喜びを、じっくりと味わう時間となりました。

 

  

2026/04/07|アートスクール