おしらせ

日本の郷土ごはん vol.33 『群馬:おっきりこみ』 フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
2025年の最後を飾る今回は、群馬県の郷土料理「おっきりこみ」「こんにゃく味噌おでん」「上州きんぴら」を楽しみました。

「おっきりこみ」は、幅広の麺を野菜と一緒に煮込む素朴な鍋料理。麺生地を麺棒に巻きつけて包丁で“切り込み”を入れる工程に由来して名付けられました。

「こんにゃく味噌おでん」は、こんにゃく芋の生産量が全国一を誇る群馬ならではの料理。甘辛い味噌だれとの相性が抜群で、冬の定番として親しまれています。

「上州きんぴら」は、1983年の「あかぎ国体」をきっかけに、群馬の特産品を生かして生まれた新しい郷土料理。甘辛い味付けが相まって、子どもたちにも大人気の一品です。

今回の3品は、切る作業がたくさんあります。用途に合わせて切り方を変えながら、丁寧に切りそろえました。

続いて煮炊きの工程へ。おっきりこみの、具だくさんのおいしそうな見た目と、なんともいえないいい匂いに、こどもたちから「おなかすいた!」「早く食べたい!」の声があがります。

上州きんぴらは、まず豚肉を炒め、太めに切ったごぼうとにんじんも入れてじっくり炒めます。焦げないようにしっかり混ぜ続けたこどもたち、最後の味見では「おいしい!これ、いっぱい食べたい!」の歓声があちこちから。

下茹でしたこんにゃくを三角に切って串を刺し、味噌だれを添えたら、「こんにゃく味噌おでん」も完成です。

かまど飯もつやつやに炊きあがり、食卓をみんなで囲んで「いただきます」。
おかわりをする子もたくさんいて、満足感いっぱいの笑顔が広がります。ご寄付でいただいたりんごもカットして、デザートにおいしくいただきました。

滋味あふれる群馬の味に、年末の慌ただしさを忘れて、豊かな時間が流れた景丘の家でした。

“みんなでつくって、みんなで食べる。”
今年も1年間、「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力により、こども食堂を楽しく開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今年もこのメンバーで「景丘の家・こども食堂」を走り切ることができました!
いつも細やかにサポートくださるボランティアさんたちに心からの感謝を。

 

 

 

2025/12/25|景丘の家・こども食堂

日本の郷土ごはん vol.32『熊本・南関あげ巻き寿司』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は熊本県の「南関(なんかん)あげ巻き寿司」「太平燕(たいぴーえん)」「ぶたあえ」を楽しみました。

南関あげ巻き寿司は、南関町特産の大きな油揚げ「南関あげ」でつくります。南関あげは地元で味噌汁や煮物などによく使われ、とくに巻き寿司はお祝い事や運動会のお弁当などにも登場する人気メニューなのだとか。ジューシーに煮含めた南関あげ、具材にはだし巻き卵、きゅうり、かんぴょう、桜でんぶ。素朴ながらも華やかで、こどもも大人もおいしく味わえる一品です。

太平燕は、福建省の料理をルーツに持つといわれる、熊本ではおなじみの家庭料理。春雨をメインに、炒めた野菜、豚肉、魚介などを入れた具沢山スープで、最後にゆで卵をのせていただきます。
ぶたあえは、天草地域に伝わる素朴な炒め料理。昔は豚肉が手に入りにくかったため代わりに天草湾のタコを使ったそうで、名前にだけ「ぶた」が残りました。茄子とタコというシンプルな具材ですが、砂糖、味噌、みりんの味付けが白いごはんにもおつまみにもぴったり。

こどもたちは、まずは包丁を使った作業に集中。大人数で味わうこども食堂なので、切る材料も多くて大変ですが、みんな楽しそうに「もっと切りたい!」と頑張ってくれます。

続いて火を使う作業へ。太平燕の材料をひとつずつ鍋に入れて炒め合わせ、スープも加えて煮ると、何とも言えない良い香りが。味を調えた後で味見すると、「味見のおかわりがしたい」とつぶやく子も。お母さんからも「野菜の甘みや魚介のうま味が出ていて、すごくおいしいですね!」という声があがり、みんな実食の時間が待ちきれない様子でした。

まきすを使った南関あげ巻き寿司の作業は難易度が高めでしたが、真剣な表情で丁寧に巻き上げ、気がつけば見事な巻き寿司がずらりと並んでいました。すばらしい集中力に拍手!

すべて作り終え、配膳も協力して、いよいよ元気に「いただきます」。どのお料理もボリュームがあり、やさしくて深〜いおいしさ。頑張ってつくったおかげでおかわりもできて、みんな喜んで完食しました。
“みんなでつくって、みんなで食べる”
このあたたかな時間が、こどもたちの食への興味や好奇心を育てていきます。今回も「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力のおかげで、こども食堂を楽しく開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/11/28|景丘の家・こども食堂

日本の郷土ごはん vol.31『福岡・かぼちゃのだんご汁』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は福岡県の「かぼちゃのだんご汁」「ごまさば」「せんぶきまげ」を楽しみました。

「かぼちゃのだんご汁」は、家庭料理としても学校給食としても親しまれている福岡の定番メニュー。
一口大に切ったかぼちゃとしいたけをいりこだしで煮て、手でちぎっただんごを加え、味噌で味を調えます。かぼちゃのやさしい甘みと、だんごのもちもちとした食感が絶妙で、心がほっと落ち着く味わいです。

「ごまさば」は、博多を代表する郷土料理。ごまの香ばしさと魚のうま味がぎゅっと詰まった一品です。今回はごはんの上にのせて、もみのり、煎りごま、青じそ、小ねぎを好みで散らしていただきました。

「せんぶきまげ」は、茹でたわけぎを酢味噌でいただく、福岡らしい箸休め。福岡ではわけぎのことを「せんぶき」と呼び、これを根元から何度か折り曲げて形を整えることから「まげ(曲げ)」という名前がついたそうです。

こどもたちは、しいたけやかぼちゃをそれぞれの大きさに切りそろえたり、だんご生地を小さな手でちぎって汁に加えたりと、丁寧に、嬉しそうに、取り組んでくれました。
中でも印象的だったのは「せんぶきまげ」。かなりの量がありましたが、手際よく、驚くほど美しく仕上げてくれました。

かまど飯もふっくらおいしく炊きあがり、みんなで協力して食卓を整えます。
初めて味わう福岡の味に「おいしい!」「おかわり!」の声が飛び交い、今月も笑顔あふれるひとときとなりました。
“みんなでつくって、みんなで食べる。”
今回も、「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力のおかげで、こども食堂を楽しく開催することができました。
心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/10/29|景丘の家・こども食堂

日本の郷土ごはん vol.30『奈良・奈良茶飯』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。今月は奈良県の「奈良茶飯」「七色お和え」「蛸もみうり」と、お味噌汁をつくりました。

奈良といえば茶粥が有名で今でも日常食として親しまれていますが、今回の「奈良茶飯」は僧侶の食事として広まり、江戸時代には旅人にもてはやされたという伝統料理。今回は濃い目に煮出したほうじ茶でかまどご飯を炊き、大豆を加えて仕上げます。
「七色お和え」は真言宗のお供え料理のひとつ。なす、かぼちゃ、ごぼう、人参、いんげんなどの野菜を、たっぷりのすりごま、味噌、砂糖を混ぜた和え衣で和え、最後にみょうがを散らします。ごまの香りが食欲をそそり、七色の野菜が目にも鮮やかな一品です。
蛸もみうりは、塩もみしたきゅうりと薄切りの蛸をさっぱりといただく酢の物。田植えの終わり頃、田んぼの神様に感謝し、秋の豊作を祈る行事の際に食べられていた伝統料理です。なぜ蛸なのかというと、吸盤を持つ蛸にあやかって、お米の苗がしっかり大地に根付くように、という願いを込めたそう。昔からの料理は、由来もおもしろいですね。

野菜たっぷりの本日。こどもたちはまず、七色お和えのいろいろな野菜を手分けして切りそろえます。すべて別々に茹でて水気を切っておくので、ひとつ切り終えたらすぐに次の野菜と、こどもたちは大忙し。和え衣用のごまは、大きいすり鉢を使って作業します。プチプチはじける音や、香ばしくおいしそうな香りに「早く食べたい!」と歓声があがりました。

蛸もみうりのきゅうりと蛸も、なかなかの量。きゅうりは小口切りにしてから大きなボウルでしっかりと塩もみし、両手で水気をしっかり切ります。青々した色味がいっそう鮮やかになり、こどもたちも嬉しそう。生の蛸は弾力があり、薄切りにするのは大人でも難しい作業ですが、子どもたちは慎重に包丁を握り、真剣な表情で挑戦しました。

七色お和えと蛸もみうり、お味噌汁まで仕上げると、かまどではちょうど奈良茶飯が炊きあがりました。「いただきます!」の元気な声が響き、食卓は奈良伝統のおいしさに包まれました。とくに、香ばしいお茶の香りと大豆のほくほく感が楽しめる奈良茶飯の素朴なおいしさには、「おかわり」の声が続出でしたよ!
食後には、夏の名残を楽しむかき氷も登場。こどももおとなも、口いっぱいに広がるひんやり感を笑顔で楽しみました。
“みんなでつくって、みんなで食べる。”
今回も、「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力で、こども食堂を楽しく開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/09/27|景丘の家・こども食堂

LATURE×景丘の家『こども食堂』フォトレポート

表参道のフレンチレストラン「LATURE」の室田シェフに教わる、夏の終わりのスペシャルな「こども食堂」。
ジビエをきっかけに環境や食への関心を高めてほしいと願う室田シェフらしく、本日のメインディッシュは「鹿のロースト」。かっこいいコック帽をかぶって本格的なフレンチに挑戦です!

=本日のmenu=
・鹿のロースト シャスールソース
・鰹コンフィのサラダニソワーズ
・夏カボチャの冷製ポタージュ
・季節のフルーツタルト

毎月開催している「景丘の家・こども食堂」と同様に、みんなで分担して調理を進めます。各テーブルにLATUREのみなさんがついてくださり、ひとつひとつ丁寧に、そして楽しみながら。どの子も真剣なまなざしで先生の手元を見つめ、説明もしっかり聞いて、少しずつコツをつかんでいきました。

鹿や鰹などの食材にふれるだけでも貴重な体験ですが、調理の手法をひとつひとつ一流シェフから直接教えていただけるなんて、うらやましくなるくらいの贅沢な体験です。
肉料理によく合う「シャスールソース」まで直伝してもらったこどもたち。ぜひお家の人にも食べさせてあげてほしいものですね!

みんなで協力してつくりあげた料理を、シェフのお手本通りに盛り付けていくと…お店で見るのと同じくらい素敵なコース料理が完成しました!

集まったときの緊張感はどこへやら、どの子も自信に満ちた素敵な笑顔。「早く食べたい」のワクワクを胸に、元気いっぱい「いただきます!」。口に入れた瞬間、あちこちから「おいしい〜!」の声が上がりました。こんな本格的なフランス料理をつくれたなんて、きっと誇らしい気持ちでいっぱいだったはず。

自分でつくって自分で味わうフランス料理の初体験。LATUREの方々や参加者のみんなともすっかり打ち解けて、スペシャルな時間になったことでしょう。
LATUREのみなさん、今年も素敵な体験を本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/08/31|フリープログラム