おしらせ

11/23『「からむし」という草でひも作ろう』山本あまよかしむ/みちくさあん フォトレポート

太古の昔から、人は「からむし」という草で自分たちが着る衣服や糸を紡いできました。
今回は、くさ文化を研究されている「みちくさあん」の山本あまよかしむさんと一緒に「からむし」を綯いひもを作る方法を教えてもらいました。

まずは、からむしを輪にして繊維を叩いてやわらかくします。
トントンと木槌の音が心地いい。

やわらかくなったら、右足の親指にひっかけて、紐を手繰ってひとまわし。
自分の身体をつかいながら、紐を綯ってゆく。
だんだんと、みんな職人さんの顔になっていきました。

初めて出会ったみんなが、紐を綯いながらいつのまにか仲良くなっているのも嬉しいな。同じ姿勢でだんだん身体がかたまると、途中休憩のラジオ体操をしてリフレッシュ。

最後に自分たちが持ってきた好きなものや、あまよかしむさんからもらった竹の節を吊るしてできあがり。

土から生まれ、土に還るものづくり。ゆったりした時間の中でみんなもなにかと出会えたかな?


2023/11/25|アートスクール

11/19『Dialogrum /ダイアログラム 日常の中にダイアローグ(対話)を取り入れよう』宮田尚幸/風と地と木合同会社代表 フォトレポート

ダイアローグとは北欧では教育の中に入り込んでいて、日常の中にあるコミュニケーション方法のひとつ。
相手の話に耳を傾け、深く知ることで、相手がどのような視点なのかが見え、そして自分自身の視点が見えてきます。

 

宮田さんの開催するダイアローグをするときにはいくつかの小さな約束があります。
例えば相手の意見を批判せず尊重する、話し終わるまで聞く、とにかく伝えてみる、聞いてみる、そして主語を私にする、などなど。
コミニュケーションそのものが目的であり、結論や解決策を出すことは目的ではないのです。

 

今日は講師に今日は講師に、デンマークに住む中でダイアローグ的なコミュニケーションにより生きづらさが解消されたという「風と地と木」代表の宮田尚幸さんをお迎えして、ダイアローグについてのお話を伺ったあと、小さなグループに分かれて語り合いました。

 

テーマは「愛着のあるもの」と「家族とは」。
それぞれのグループが4回席を入れ替えて、初対面の参加者と語り合いました。
初めは緊張していた方も相手の言葉に耳を傾け、自身も言葉を紡くことで、いままで気がつかなかった自分自身のこと知ることができたり。

 

1回目
まずはそれぞれが自分をなんと呼んでもらいたいか、そして今の気持ちを1人ずつ語るところから始まりました。

 

2回目
テーマは同じでもメンバーが変わると話題が少しずつ変化していきます。
そして自分自身の話す内容も少しずつ変わっていったようです。

 

3回目
参加者の方表情が少しずつリラックスしてきて、話が盛り上がります。

 

4回目
いままであまり積極的に参加できなかった方も少しずつ自分自身を出せるようになって。

 

最後には参加者の方の感想と今の気持ち、そしてダイアローグをどう思ったかを伺いました。
多くの気づきがあった、心をフラットにして話すことができた、家族や夫婦との対話に生かしたい、いつも自分が聞き手に徹しているけれど自分のことを話す良いきっかけになった、などの感想を聞くことができました。

 

北欧では小学校の頃からダイアローグをする授業があるのだそう。
ダイアローグできる場を多く持つことで、組織や個人の安心感が高まり自分らしさを育みます。

 

あらゆる関係性の中で活かせる方法であり、手段と言えるダイアローグ=対話を、
それぞれの日々の暮らしに少しずつ取り入れて行けますように。
         

2023/11/21|アートスクール

11/18 『あやとりしましょ!』 野口とも/国際あやとり協会会員 フォトレポート

ひも一本で楽しめるあやとり。

実は日本だけでなく世界中の国で昔からある遊びだそうです。

あやとりのひもと本を受け取って、席に着くやいなやさっそく始める子も。ひとりで遊べるのもまたあやとりの魅力ですね。

全員そろったところで、まずは国際あやとり協会のみなさんがデモンストレーションを見せてくださいました。
スッスッスッと見事な手早さであやとりが出来上がり、こどもたちから「わぁっ!」と歓声が上がります。
その国ならではの動物の形もあるようですよ。
いよいよ先生の手元を見ながらみんなも挑戦! なかには中学生の指導員さんも来てくれました。

 

「これであってる?」「できた〜!」と嬉しそうな声が次々と聞こえてきます。
1人でできるようになると「見てみて」と自慢げに見せてくれました。
最初は思うようにできなくても、粘り強く何度も繰り返すうち、ちゃんとできるように。

 

やがてみんな慣れてきたようで、隣りの子と仲良くなって「ぺったんぺったんお餅つき」と歌いながら手合わせする子たち、手品のようなゆびぬきを教わって得意げな子、46もの工程があるという難しいカニに挑戦する子、と思い思いの時間を過ごしていました。

 

時にこどもたちが先生となり、周りの子や大人、家族に教えてあげる場面も。
それを指導員のみなさんも嬉しそうに見守ります。
あやとりの輪がつなぐ、世代を超えた温かな交流が生まれていました。

2023/11/18|アートスクール

10/22 『フィンランド発祥ベビーカラーバス!』 亀井明日香/YOGA講師 フォトレポート

YOGA講師であり、海や山に囲まれた土地に住み、絵を描き、色や自然と戯れながら日々を過ごされている亀井明日香さんによるベビーカラーバス!
 
小さな月齢のお子さまを連れ、時間通りにご来館してくださった皆さまに、感謝をお伝えしてから講座がスタート。
今回の講座では、【 視・聴・嗅 ・味・触 】と五つの感覚を使う時間を赤ちゃんに提供したい!
感覚の世界で生きている赤ちゃんの姿を親御さんに観て頂きたい!との想いがあり企画させて頂きました。
 
自然の恵みから生みまれる色彩のグラデーション。
生命力溢れるほうれん草のグリーン、一見同じ色に見えてもパプリカの赤はトマトの赤より優しく感じられ、大地の匂いを感じるお野菜や、離乳食として普段食べている材料を使用し、質感や温度にも工夫を加え、食べて、触って、すすって、舐めてと賑やかで、微笑ましい幸せな時間が流れていました。
 
時間が経つにつれ、カラフルに変貌を遂げる赤ちゃん。
途中で、お豆腐やさつま芋を口に含むと、「いつも食べてる味だ!気づいたぞ!」と食に走る子もいれば、
「こんな娘の姿、初めて見た!いつもはわりと飽きやすい性格なうえ、かまってちゃんなのに、夢中で遊んでいる!」と好奇心旺盛なお嬢さんの姿に驚く親御さんもいました。
 

本当はさざなみや雨が葉の上で踊る音、鳥のさえずり、風が林を通り抜ける音など、自然の中でこの講座を行いたいものですが、そんな理想に近づけるべく、この日の為にメッセージ性を込めたプレイリストを作成し流しました。

また、今回は積極的に参加出来なかった子も、それは現段階での一つの個性ですので、今後の成長や経過を、温かく長い目で見守ってあげてくださいね。また景丘の家でお会い出来る日を、楽しみにしています。



















2023/10/26|アートスクール

10/21『WOOLをかためて作るウサギ』緒方伶香/イラストレーター、羊毛作家 フォトレポート

羊毛にニードルパンチという専用の針をちくちく刺していくと、繊維が押し込まれてからまり、好きな形に固めていくことができます。シンプルで、お裁縫が苦手でも楽しめますが、今日は自分だけのウサギがどうやってできあがるのか、楽しみです。

 

講師の羊毛作家・緒方伶香さんが、見本として実際に作るウサギのほか、パンダやバクを持ってきてくださいました。「かわいい!」と喜ばれたこれらのモチーフは、実は絶滅危惧種の動物です。緒方さんは「手のひらの動物」と呼んでいて、それらの絶滅危惧種に思いを寄せた作品集も出版しています。

 

最初に、「スポーツだと思って、どんどん刺してください」と、緒方さん。ただし、手に針が刺さるととても痛いので、気をつけながらスポンジの上で垂直に刺していきます。
ふわふわの白と茶色の羊毛から、まず手と足を作ります。程よい大きさになるよう、羊毛を足してバランスを見たり、何度も刺し固めていきます。「スポーツ」とは、まさにこのこと。千本ノックのようにひたすら打っていきますが、だんだんと繊維がまとまってくるのが不思議です。

 

胴体部分の白い羊毛で足と手を挟むと、雰囲気が出てきました。
「ちょっと足が短いかな?」
「そこがかわいいんじゃん!」
「座れるように、もう少しここを刺そうか」
親子で相談しつつ、好みをめがけて調整しながら進めていきます。

 

耳をつけると、ようやくウサギらしく、それぞれの個性も現れてきました。片耳を折り曲げて表情を出していたり、びっくりするほど大きな耳でユーモラスな姿をしていたり。
本体ができたところで、いよいよ顔づくり。うすピンクの羊毛で立体感を出し、特別に染められたボタンと糸で、目・鼻・口と表情を加えて、ついに完成。終盤は急ぎ足でしたが、みなさんすっかりニードルの扱いに慣れたようすでした。

 

最後に、うさぎの集合写真。集合しても「私のは、あの子!」とすぐわかります。それぞれに味があってかわいいウサギたちが、誇らしげに並びました。
景丘の家の3階・おやこフロアには、オープン当初から緒方さんの「ツキノワグマ」がいます。久々の再会に、数年経って少しよれてきたクマも「こうやって直せるんですよ」と、ニードルで整えてくださいました。
羊毛は刺せば刺すほど固く締まっていきますが、作業の終わりは自分で決められます。「もっとこうしたい」と思ったら、今日の続きは家でもできます。長く一緒にいられるから、ますます愛着がわきそうです。

 

2023/10/24|アートスクール