おしらせ

日本の郷土ごはん vol.29『島根・すもじ』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は島根県の「すもじ」「しじみ汁」「せりとほうれん草のおひたし」です。

「すもじ」は、焼きサバを混ぜ込んだちらし寿司。サバの年間漁獲量が全国トップクラスを誇る島根県ならではの郷土料理です。
香ばしく焼いたサバを手でほぐし、甘く煮たしいたけやふき、たけのこなどと一緒に酢飯に混ぜて、仕上げにきざみ海苔、錦糸卵、絹さやを彩りよく飾る、なんとも豪華な一品です。

「しじみ汁」は、宍道湖を擁する島根らしい汁もの。澄んだお出汁に、しじみのうま味がじんわりと溶け込んだ、ほっとする味わいです。
そして「せりとほうれん草のおひたし」は、緑鮮やかな栄養満点の副菜。本来は「黒田せり」という松江市の伝統的な在来野菜を使いますが、今回は東京で手に入る一般的なせりとほうれん草をおいしく味わいました。

こどもたちは今日もたくさんの作業にチャレンジ。
せりやほうれん草、絹さや、しいたけを、それぞれの用途に合わせてカットしたり、すもじ用の錦糸卵をフライパンで薄く焼いて、まさに糸のように細く美しく切りそろえたり。おひたしの野菜を両手で和える作業も丁寧にがんばりました。

焼きサバを手でほぐしながら「目をつぶって丁寧にやったほうがちっちゃい骨も見つかるよ」と声をかけ合う姿や、しじみ汁を作りながら「すごくいい匂いがしてきた!早く食べたいね」と顔を見合わせるニコニコ顔に、こちらまで笑顔になります。

すもじ、おひたし、しじみ汁だけでもごちそうですが、今日は夏休みみスペシャルでとうもろこしとかき氷まで! こどももおとなも嬉しそうな笑顔が広がりました。
今日もがんばったこどもたち。景丘の家で経験した夏の一日が素敵な思い出になりますように。

“みんなでつくって、みんなで食べる。”
今回も、「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力で、こども食堂を楽しく開催することができました。
心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/08/30|景丘の家・こども食堂

日本の郷土ごはん vol.28『福井・なまぐさ汁』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今月は福井県の郷土料理「なまぐさ汁」「長寿なます」「厚揚げ煮たの」、そしてご寄付いただいたスイカもデザートにいただきました。

「なまぐさ汁」は、福井県若狭地方に伝わる、焼き鯖が主役の具だくさん汁です。“なまぐさ”と聞くとちょっと驚いてしまいますが、生臭さはまったくなく、香ばしい焼き鯖と味噌の香りがふんわり漂う、やさしい味わいの一品です。

「長寿なます」は、細切りにした大根とにんじん、油揚げなどを、味噌や辛子で和えた一品。栄養豊富で「長生きできそうな」郷土料理として親しまれています。シャキッとした歯ざわりに、香ばしいすりごまがアクセント。こどもたちには辛子なしで用意しました。

「厚揚げ煮たの」は、その名のとおり、厚揚げをじっくり煮含めた素朴な煮物。だしのうま味がじゅわっと染み込んで、シンプルながらも食べごたえのある一品です。

この日は切るものが多く、みんなで手分けしながらテンポよく、でも丁寧に、さまざまな食材をカットしました。なまぐさ汁用の豆腐、ちくわ、かまぼこ、しいたけ、煮物用の厚揚げ、なます用の油揚げ….。ほかにも、すり鉢でごまをすったり、なますの大根とにんじんを大きなトレイの中で塩もみしてから水気をぎゅっとしぼったり、なまぐさ汁の具材をじっくり煮込んだり。

調理が進むたびに、いろんないい匂いが立ちのぼり、「早く食べたい!」「おなかすいた!」という声があちこちからあがるのは、いつもどおりの微笑ましい光景です。

かまどのごはんも、ふっくらおいしく炊きあがり、みんなで協力して配膳し、いろりの周りに食卓を整えます。
焼き鯖の香りが広がるなまぐさ汁と、やさしい味わいのおかずに、自然と笑顔がこぼれ、豊かな時間が流れていきました。もちろん、夏らしいスイカのデザートも、子どもたちに大好評でしたよ!

“みんなでつくって、みんなで食べる。”
今回も、「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力で、こども食堂を楽しく開催することができました。心より感謝申し上げます。

2025/07/22|景丘の家・こども食堂

日本の郷土ごはん vol.27『高知:こうし飯』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。今月は高知県の郷土料理「こうし飯」「ぐる煮」「ねぎとさつまいものぬた」、そしてシンプルなあおさ味噌汁をつくりました。
「こうし飯」は、ごはんに、もみのり・じゃこ・たくあんをたっぷり混ぜ込んだごはんです。「こうし」という名前は、土佐弁で「香ばしい」「香りのよい」を意味する「香し(こうし)」に由来しているとも言われています。風味豊かな具材が調和する、おかわり必至の一品です。

「ぐる煮」は、具材を同じくらいの大きさに切り揃え、だし、醤油、砂糖で味つけした家庭的な煮もの。「ぐる」とは「ぐるぐる混ぜる」「いろんなものをごちゃまぜにする」といった意味で、多様な具材を一緒に煮込むことからこの名がついたそう。

「ねぎとさつまいものぬた」は、からし酢味噌で味付けした甘酸っぱい和え物。さつまいもの自然な甘みと、酢味噌のまろやかな酸味、からしのほのかな辛みが合わさった、後を引く味わいです。

こどもたちはまず、ぐる煮に使うたくさんの材料をていねいに切り揃えるところからスタート。包丁を持つ手つきがだんだんと頼もしくなり、余裕の笑顔を見せる子も。お鍋で煮込んでいる間に、さつまいもとねぎを和えたりと、それぞれの料理を仕上げていきます。

そうこうしているうちに、かまど飯がふっくらと炊きあがりました! 熱々のごはんを飯台に移し、具材を混ぜ込んでいきます。湯気とともに立ちのぼる美味しそうな香りに、参加者みんな「早く食べたい!」と待ちきれない様子でした。

すべての料理が完成したら、みんなで配膳して「いただきます」!
高知の伝統的なおいしさに、こどももおとなもしみじみ幸せ。笑顔あふれる食卓になりました。
“みんなでつくって、みんなで食べる。”

今回も、「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力で、こども食堂を楽しく開催することができました。
心より感謝申し上げます。





















2025/06/29|景丘の家・こども食堂

日本の郷土ごはん vol.26『愛知:味噌おでん』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
愛知県の「味噌おでん」と「黄いないおこわ」をつくりました。

「味噌おでん」は、優しい味わいのダシでじっくり煮込み、味噌だれで味わう愛知ならではの郷土料理。
大根、里芋、こんにゃく、ちくわ、豆腐。関東でもおなじみの具ですが、今回は赤味噌に砂糖と白ごまを加えた本格的な味噌だれでいただきます。

「黄いないおこわ」は、尾張地方で親しまれてきた、もち米を使った行事食。
くちなしで色づけした黄色に、甘く煮た黒豆の色合いが映える、もっちり食感と優しい甘みがおいしい一品です。「黄色い」+「入れた」=「黄いない」という、言葉遊びのような名前もユニークですね。

まず、おでんの具材を包丁で切り揃え、具材をお鍋にひとつずつ入れていきます。
煮込みながら「自分でおでん作るの、初めて!」「全部好きな具だから楽しみ!」と歓声があがりました。

味噌だれもこどもたちがつくります。
たっぷりの赤味噌と砂糖を混ぜる作業は意外に力が必要で、小さい子にとっては一苦労。泡立て器を両手で握りしめ、交代しながら「よいしょ、よいしょ」とがんばるみんなの姿が素敵でした。かたかった味噌が少しずつなめらかになり「美味しそうになってきた!」と嬉しそうな声も。

さらに、いつも新鮮なハーブや野菜をご寄付くださる「バカルディ ジャパン」様からいただいたブラックのスナップエンドウやオレンジ色のエディブルフラワーも彩り豊かに活用します。スナップエンドウの筋を取り、お花の花びらを丁寧ににちぎったり。色とりどりの食材に触れる喜びに包まれながら、細やかな作業にも集中して、とてもいい笑顔で取り組んでくれました。

すべて完成したら、みんなで配膳をして「いただきます!」。
「おでんのお味噌、おいしい〜」「黄いないおこわ、おうちでも食べたいな」「サラダの花びらがレストランみたいでかわいい!」と、こどもも大人も満面の笑顔があふれました。

“みんなでつくって、みんなで食べる。”
愛知の風土と知恵が詰まった郷土料理を通して、こどもたちとにぎやかで温かな時間を過ごすことができました。

たくさんの方々のご協力で、今月も無事にこども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

2025/05/21|景丘の家・こども食堂

日本の郷土ごはん vol.25『愛媛:鯛めし』フォトレポート

伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分でおいしくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今回は愛媛県の「鯛めし」「いもたき」「かんころ」をつくりました。

愛媛では、お祝いごとや行事の席で鯛を使った料理が登場することが多く、鯛めしはハレの日のご馳走として親しまれているそう。
今月進級・進学したこどもたちへのお祝いの気持ちもこめて、豪華な一品を楽しみます。

「いもたき」は里芋を主役にした具だくさん料理。発祥は350年以上前ともいわれる伝統食で、地元では川辺に大鍋を持ち寄っていもたき会を開く習慣もあり、家族や地域のつながりを感じられる定番料理です。

「かんころ」は、かつて保存食として重宝された干し芋を使う素朴なおやつ。干し芋を茹でて丁寧につぶし、甘納豆も加えます。
砂糖は使わず自然な甘さが楽しめます。

肉厚な椎茸を見て「そのまま焼くだけでおいしそう」と話すお母さんに、「お汁に入れたらもっとおいしいよね」と笑顔で返す子。
里芋をきれいに切り揃えようと、それぞれで工夫する姿勢も素敵でした。「白玉も入れるんだ!」「おいしそうな匂いがしてきた」と嬉しそうなこどもたちです。
別テーブルでは、サラシを使いかんころを作りました。こどもたちは和菓子職人のように、たくさん仕上げてくれました。

料理が出来上がってきたころ、
かまどでは豪華な鯛めしが炊きあがりました!

おいしそうな香りがふわ~っと立ちのぼり、大きな歓声が。
味わいも格別で、「ふっくらした鯛の身もごはんも最高!」と、おかわりの声が続出。

愛媛の自然と風土が生んだ郷土料理を通して、こどもたちと心温まる時間を共有することができました。

“みんなでつくって、みんなで食べる。”
今月もたくさんの方々のご協力で楽しくこども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

2025/04/19|景丘の家・こども食堂