おしらせ

『土遊びのメソッド』 榎本留衣/アーティスト・左官職人 フォトレポート

「土」と「砂」の決定的な違い、みなさんは答えられますか?

左官職人の先生が普段お仕事で使っているカラフルで様々な土、そしてこどもたちが持ち寄った土を見比べながら、日本全国には地方によってそれぞれ特徴のある土が分布していることを教えてもらいました。
そして、東京にある多くの土が”黒ボク土”であること、こどもたちが持ち寄った土もみんな”黒ボク土”であることが発覚!東京の土は黒っぽいんだ、という発見がありました。

先生が持ってきた色鮮やかな土は、関西で取れるものが多いそう。見た目の美しさと、さらさら、すべすべの質感に、みんな夢中になりました。

次に、左官のお仕事では、土に砂と藁と水を混ぜ合わせて、強度を高めて建物を作る技術があることを教えてもらい、みんなで実践してみました。

公園で泥団子をつくるときにも、幾つかの素材を混ぜ合わせることで、硬くて丈夫な泥団子ができそうです。左官職人のお仕事には、土遊びに応用できるメソッドがつまっているようです!

カラフルな土をコラージュするように、コテでパネルに塗りつけていくと、素敵な作品が出来上がりました。

さて、最後になりましたが「土」と「砂」の決定的な違いは、「生物や植物の死骸が含まれているかどうか」です。地球には生き物がいるから土があり、土にまつわる様々な物語が生まれるのですね。どこかに出かけた際には、ぜひどんな土があるのかも気にしてみてくださいね。

2024/05/22|アートスクール

日本の郷土ごはん vol.14『宮崎:チキン南蛮』フォトレポート

【日本の郷土ごはんシリーズ】第14弾は宮崎県です。
伝統的な郷土料理をみんなでつくり、各地を旅する気分で美味しくいただく「景丘の家 こども食堂」。
今回は宮崎県の「チキン南蛮」「とうきび飯」「蓮根のすり流し汁」を作りました。

代表的な宮崎グルメのひとつとして知られる「チキン南蛮」。唐揚げ+タルタルソースは他地域でも定番ですが、さらに甘酢がかかっているのが特徴です。

元々は昭和30年代に延岡市内の洋食店でまかない料理として考案され、当時の呼び名は「鶏から揚げ甘酢漬け」だったそう。その後、タルタルソースをかけてサラダなどを添えるスタイルが評判を呼び、やがて宮崎のソウルフードと言われるまでに。南蛮というのはかつてポルトガル人がもたらした南蛮文化の名残で、料理では魚の南蛮漬けが有名ですよね。その鶏肉バージョン、というわけです。

本日のこども食堂、こどもたちの作業はまず包丁で材料を切るところから。キュウリやトマト、お汁に入れる油揚げなどを手分けして切っていきます。「指をケガしないように気を付けて!」と、おとながそばで見守りながら挑戦してもらった蓮根おろしの作業も上手にできました。

「切れた! もっと切ってもいいですか?」「蓮根も終わりました! 次は何をしますか?」
こどもたちはいつもワクワクしながら作業に没頭。「もっとやりたい」「もっと知りたい」の気持ちがあふれています。

タルタルソースを手作りし、すり流し汁を仕上げながら、別のチームは鶏肉を揚げていきます。高温の油を扱う作業はいつも真剣勝負。参加者全員分を揚げるので、家庭の料理以上に時間も手間もかかります。でも、たくさん扱うからこそ慣れていき、どんどん手際が良くなっていく姿は頼もしい限り。

二度揚げした熱々のお肉を包丁で4つにカットする作業にも挑戦しました。これまた数をこなすうちに上達して「ひとつ5秒で切れるようになったよ!」「楽しくなってきた!」など自分の成長を実感していました。

かまどでは、とうもろこしをたっぷり入れた「とうきび飯」も炊きあがりました。配膳もみんなで協力してにぎやかに楽しく行います。

ボリューム満点の、本日のこども食堂。やりきった満足感と美味しい笑顔に包まれました。

 “みんなでつくって、みんなで食べる。
「大地を守る会」をはじめ、たくさんの方々のご協力で今月も楽しくこども食堂を開催することができました。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024/05/16|景丘の家・こども食堂

『Let’s leather braiding! 革を編んでキーホルダーを作ろう』 asacohoriguchi ホリグチアサコ/革職人 フォトレポート

バッグや衣服、アクセサリーなどに使われている革は、
私たちがお肉として食べている動物の余った部分=副産物としてとられています。

命の一部をいただいていることを子どもたちにも知ってほしいと、
今回、革職人のホリグチアサコ先生が、大きな大きな牛の革を持ってきてくださいました。
テーブルいっぱいに広げて“これはなんの動物の革でしょうかクイズ”をすると、
「カバ!」「…うし?」と、思ったよりも早く答えが出てきました。
ほかにも、ヘビやオオトカゲ、羽の毛穴が特徴的なダチョウの革も見て触って、
布と革との違いについても学んでから、キーホルダー作りが始まりました。

革を編むことは初めての子どもたち。
意外に力がいるらしく、小さい子は「ふ〜」と時々疲れた声を漏らしながら、
みんな真剣な顔で最後まで編んでいきます。

編み終わったら、金具で輪っか状に留める作業へ。
金槌で打って仕上げるのですが、大人でも金槌を使うことはほとんどないくらいですから、
子どもたちもこれにはみんなドキドキ顔。
慎重に何度もコンコンと優しく叩く子や、叩く場所がズレてヒヤッとする子、
金槌が得意な子とさまざまでした。

最後に、ハートと星型に革を型抜いてキーリングにプラスしたら完成です。
カラフルな革から好きな色を選び、型抜きへ…
そしてここから、子どもたちの特別エキサイトな時間が始まりました。

先生が持ち込んでくださった型抜きの機械は、
可愛らしい見た目とは裏腹にかなり力が必要な代物。
特に小さい子は、全体重をかけて、足を浮かせながら頑張って型抜いていきます。
何度やっても型抜けず、ふーふー言いながら頑張る子どもたち。
大人が「仕上げやってあげようか?」と声をかけると、
「わたしが最後までやる!」と、チャレンジャーの姿勢で頑張り続けました。

小さな革職人たちが頑張って作ったキーホルダーも、命の一部をいただいて作ったもの。
長く大切に使ってもらえると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024/05/04|アートスクール

『縄文時代にタイムスリップ。 野菜と魚を使って土器料理体験をしてみよう!』西川太一/SAIME店主 フォトレポート

土器とは、縄文時代から使用されている粘土を焼き固めた容器を指します。現代の生活ではほとんど使われなくなりました。
そんな土器を使い料理を提供している『SAIME』から店主・西川さんをお招きしました。

今日用意してくださった食材は「大浦ごぼう」「新玉ねぎ」「鯵」の3種類。
景丘の囲炉裏で土器の中に食材を入れ炭でじっくり火を入れます。

鯵は西川さんに教えていただき1人1尾ずつさばき、笹の葉で包みます。
初めて自分で魚をさばいた。という子もいて、みんなとても一生懸命に取り組んでいました。

そして、3時間ほどの長い長い火入れが終わり、囲炉裏を囲みいただきます。
新玉ねぎは弾けるような甘味と食感。大浦ごぼうは噛み締めるたびに大地の香りが口いっぱいに広がります。鯵は笹の香りが移り、ふっくらとした口どけがたまりません。

前日から仕込んでくださった、古代米の入った玄米粥も一緒にいただきました。
コックリとした舌触りで、魚の出汁で炊かれた粥はじんわりとそのまま体に染み込んでいきます。

子どもも大人も、食材それぞれの持つ本来の味わいを全身で感じとっているようでした。
 
私たちの普段の生活では食べることは当たり前すぎて、
都度それぞれの食材に向き合い味わっていくことは意識しなければ難しい。

“こだわりを持った食材をシンプルな形で食べること。”
この経験が、「美味しさとは何か。」と改めて私たちに考えるきっかけをくれたように思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024/05/03|アートスクール

『ポンポン鳥のマリオネットをつくろう』udu イシカワアイ/テキスタイルデザイナー 北欧織り講師 フォトレポート

「みんな、マリオネットは知ってますか?」
そんな質問から始まった今日は、ポンポン鳥のマリオネットを作ります。

まずはそれぞれ好きな色の毛糸を選びます。
udu先生が染めた毛糸は綺麗な色がたくさん。
ポンポン鳥の出来上がりを頭で想像しながら3色選んだら可愛い鳥の形のoritori機を使ってまずは100回巻いていきます。
先生が話しかけづらいくらいに、みんな集中して数を数えていましたね。
「1.2.3.4.5…98.99.100、先生できましたーっ!!」たくさんの声があがります。

巻いた毛糸はポンポンにして体やお顔を作ります。
足や首の部分も、さぁたくさん巻いて巻いて。

初めて使った子も多かったグルーガン、やけどに気をつけながら毛糸のパーツを付けましょう。
色も雰囲気も全く違った鳥さんがたくさん出来上がっていきます。

最後に糸をつけたらバランスを考えて持ち手をつけます。
「なんか頭が下がってるー!」
「 あれ?足が逆向きー!!」
「 糸が絡まっちゃってるーっ!!」

みんなのハプニングにもニコニコ笑顔で助けてくれるudu先生。
そして、自分でつくったマリオネットを愛おしそうに見ているみんながとっても可愛かったです。

ポンポン鳥のマリオネットを色々な場所に連れて行ってあげてね。
ご飯をあげるのも忘れないように。

2024/04/30|その他