おしらせ

【SPECIAL EVENT】『ノールック迷路であそぼう』高橋鴻介 / 発明家・デザイナー フォトレポート

景丘の家のプレイフロアが、この日限りで『ノールック迷路』に大変身。
触り心地や音、身体の感覚を頼りにゴールを目指す、ちょっと不思議な迷路が出現しました。
このイベントは、発明家の高橋鴻介さん、さらにブラインドコミュニケーターのジョニーさんとマリーナさんにもお越しいただき、錦城護謨株式会社様からは『歩導くんガイドウェイ』のお貸し出しのご協力をいただきました。

迷路は前半と後半の2つのセクションで構成され、
前半は『歩導くんガイドウェイ』(点字ブロック)の感触を伝って歩くルート、後半はさまざまな障害物を避けて進むルートです。
はじめに白杖の使い方を教えていただきました。白杖は目の代わりとなって、周りの様子を手に伝えてくれる大切な道具です。

いざアイマスクをして迷路の中へ。
いつも見慣れているはずの景丘の家が、思っていた以上に長く、遠く感じられました。
鈴の音や、みんなの声を頼りに「こっちだよ」「もう少し右!」と声を掛け合いながら、自然と協力し合ってゴールを目指す様子はとても和やかで、迷路の中も外も終始にぎやか。
新しい感覚に出会ったこどもたちはすっかり夢中になり、「もう一回!」と何度も何度も挑戦してくれました。

ワークショップでは、そんな迷路を今度はみんなで“模様替え”。
どうしたらもっと難しくなるのかを考えながら手を動かしていくうちに、「どうしたら歩きやすくなるか」という道筋にも自然と目が向きます。

つくることと、体験することが行き来する中で、ジョニーさんやマリーナさんと一緒に過ごした時間が、いつもとは少し違う感覚で世界を見るきっかけとなりました。

 

協力:錦城護謨株式会社『歩導くんガイドウェイ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/12/11|スペシャルイベント

【SPECIAL EVENT】『Drift』ー奄美の海から届いた漂流物がめぐるー 久保英祐 / アーティスト フォトレポート

2Fでは、奄美大島で活動されている久保英祐さんの作品展示と、ワークショップを行いました。
作品に使用されているたくさんの漂流物は、久保さんが奄美の浜辺で拾い集めたもの。

美しいもの/汚いもの、陰と陽——
何を美しいと思い、何を汚いと思うのか。
そんな自分の中の感覚にそっと気づかせてくれる作品です。

ワークショップでは、大きな布の上に散りばめられたたくさんの漂流物の中から、
自分なりのバランスを探りながら素材を選び、真空パックでパウチして作品に仕上げます。
ちいさなお子さんから、大人まで楽しめる内容で、終日多くの方が参加してくださり、とてもにぎやかな時間になりました。

好きな色彩、好きなテクスチャ、好きな大きさ、好きな触り心地。
選ぶ視点は本当にさまざまで、ひとつとして同じものが生まれないのがとても印象的でした。
「Drift」をきっかけに、身の回りのものを見る目線が、
少しでも柔らかく変わっていたらうれしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/12/10|スペシャルイベント

【SPECIAL EVENT】『音のかさなり、 時のかさなり、 こころのかさなり 』平井真美子 / 作曲家・ピアニスト フォトレポート

3階の親子フロアでは、平井真美子さんによる古楽器と音のワークショップとインスタレーションを行いました。

開場時間になると、長い年月を旅してきたメトロノーム(1816年製~、フランス)の音と、
柔らかい日差しに包まれたお部屋に、真美子さんの奏でる古楽器の優しい音色が響きます。

ハルモニウム(1863年製、フランス)、ミニピアノ(1933年製、河合楽器)、
足踏みオルガン(1912年製、現ヤマハ)の古楽器たちは、
午前中のワークショップに参加するちいさなこどもたちにちょうど良いサイズ。
早速みんなで古楽器の周りに集まり、興味津々です。

しばらくして、メトロノームの音が止まると、真美子さんの演奏とお話でワークショップが始まりました。

まずは、古楽器について紹介しながら、いくつかのメロディーの録音作業を見せてくれます。
真美子さんが奏でたメロディーがスピーカーから聞こえると、
参加者のみなさんのわくわくする気持ちが伝わってきました。

次に、それぞれが持ち寄った大切なもの、おもちゃや部品、何かのケースなどを、
天井から吊り下げたマイクの近くに行って鳴らします。
録音によって真美子さんのメロディーと重なり、思いがけない音がスピーカーから聞こえると、
こどもたちが「聞いた~?」とばかりに振り返って家族に確認する様子も。
みんなの音が重なると、今度は真美子さんが、アコーディオンから吹き出す風の音や
クォーツォフォン(カナダ)という水晶でできた珍しい楽器の音も重ねて録音していきます。
今日のみんなで過ごした時間を重ね、記録した、素敵な作品ができました。

インスタレーションの時間には、ワークショップで録音した音の作品を聴きながら、
古楽器やそのパーツに触れていただき、パーツを使った会場のディスプレイをみんなでつくります。
小さなピアニストが得意げに弾き語りをしたり、
大人が古楽器のパーツを観察して組み合わせを考えてみたりと、
ゆったりとした時間が流れていました。

初めはミニピアノの演奏だけに興味を持っていても、
時間が経つとピアノの中を覗き込んで音の出る仕組みを観察してみたり、メトロノームにも興味をもったりと、
貴重な古楽器と共に、博物館のようにじっくり楽しまれる方が多くいらっしゃいました。

午後のワークショップでは、小中学生がレコーディングに挑戦。
午前中の親子さんとは違い、鳴らし方にも工夫がみられ、それぞれに発見もあったように思います。
夕方にかけては、午後のワークショップの録音作品が会場に流れ、また少し違った雰囲気に。

「お年寄りの楽器だからやさしく弾いてあげてね。」
という声掛けに、笑顔で答えてくれるこどもたち。
こどもにとっても、おとなにとっても、今日の体験が未来の種となれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/12/10|スペシャルイベント

『藍染とコチニール染め! 自分だけの手ぬぐいを作ろう!』イエレ/ZENZEN東京 フォトレポート

草木染め・藍染めを手がける「ZENZEN東京」の イエレさんを講師に迎え、藍染・コチニール染めの2枚の手ぬぐいを染めるワークショップを開催しました。

はじめに、これまでの活動や染め物についてのお話からスタート。
イエレさんはオランダ出身で、徳島で藍染の修行をされ、現在は東京で活動されています。藍やコチニールの素材、ヨーロッパの染め物についても教えていただきました。

まずは「板締め染め」でコチニール染めを体験。折りたたんだ布を木の板で挟み、鍋で約40分じっくり染めていきます。
初めて触れる染料や道具に、子どもたちも興味津々でした。

染色を待つあいだ、続いて藍染へ。布を絞ったり折ったり、ビーズを使ったりと、思い思いの柄づくりに取り組みます。
藍は空気に触れると黄色から青へと色が変わり、「色が変わった!」という声があちこちから上がりました。

最後にコチニール染めの手ぬぐいも引き上げて完成。ピンクと藍ではまったく違う表情になり、「きれい!」「想像とちがう」と、自分で染めた手ぬぐいに見入る姿が印象的でした。
落ち着いた雰囲気のなかで、それぞれが自分の手で色をつくる、静かで豊かな時間となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/11/28|アートスクール